信州高遠の遠照寺で牡丹を鑑賞したあと、近くの道の駅にやって来ました。
■道の駅・南アルプスむら長谷
ランチじゃなく、トイレを借りに。こちらは南アルプスむら長谷です。
来たついでに、中をのぞくと、
野菜や特産品の販売コーナーがありました。商品を見て歩いていたら、
「えっ!!!」
数年前に販売終了となったソースかつ丼のたれと同じ色のラベル、同じ形状の容器を発見!
味も同じかと思い、奥さんの土産に3本買いました。
■高遠そば ますや
道の駅から、高遠城址のすぐ近くに戻って来ました。
この日のランチは蕎麦の名店と決めていて、昼時を外し、午後2時前に到着。
フキの葉が茂った坂道を上がって行くと、
すでに客の行列もなくなっていて、店内も一組の客のみでした。
運よく、テーブル席の一番奥の"特等席"が空いていました。ほら、
額縁のような窓枠の向こうに、中央アルプスが見える席なんです。
ここに陣取って、
メニュー拝見。「高遠そば」を名乗っていますが、
普通の蕎麦もあります。で、選んだのはそば三昧。
額縁越しに中央アルプスを眺めていたら出てきました、一枚目の「玄」。
これは二八蕎麦。透明感がある細めの蕎麦。薬味は、ねぎ、ワサビに辛味大根。
つづいて出てきたのは「いなか」。ひと目見て、ワイルド!
アルプスを模した? 蕎麦の板の奥に、短く太い色黒の十割。左の藻塩で食べます。
最後は、「入野谷」。
使われている蕎麦粉は、絶滅したと思われていたこの地の在来種を復活させたものです。
三種類の蕎麦、味・食感は微妙に違えど、どれも素朴。蕎麦本来の味なんでしょうね。
最後は、デザートと蕎麦湯で〆ました。
時々訪れるようになって十余年、ここの大将は研究熱心、味は絶えず進化していました。
■帰途に就く
この日高遠に来た目的は、すべて果たしました。
「さぁ、帰ろう」
高遠から伊那市中心部に戻っていたら、つい、この看板に吸い寄せられ、
「斬九郎生酒」「信濃錦純吟頑卓生」の四合瓶を買ってしまいました。
「自分へのお土産だ」
市街地を抜け、権兵衛トンネルに向かっていたら、緑一色の一角!
麦畑です。今年もよく育っていました。
さらに進むと、今度はピンク一色! お花畑に入れてもらって、中を一周。
戻って来たら、ファミリー? が記念撮影中でした。今度こそトンネルを抜け、
木曽に下りて行くと、道の駅・日義木曽駒高原がありました。
最後のロングランに備え、ここで一服。
目の前には、残雪姿の木曽駒ケ岳。夕日に照らされ、くっきりと見えました。