曲がり角の向こうに・・・

毎日の暮らしの中でフと心に留まった人やもの、そして風景を描きとめています。 

思い出のスケッチ旅・・・バリ(2)

2020-11-11 | 絵  ➃水彩画

鉢植えのブーゲンビリアから思い出した、10年以上前のバリスケッチ旅は、バリの人々の生活が、祈りと共にあることを間近に感じることが出来た、心地よい旅でもありました。 ゆったりと流れる時間の中で、町中を歩き、路地を巡り、モンキーセンターでは現地の人たちもビックリするくらい長いスコールに降り込まれ足止めを食ったりしながら、スケッチした作品をご覧いただきたいと思います。

見出し画像は、モンキーセンターでのスケッチです。 あちこちに姿を見せるサルに用心しながらスケッチしていましたが、気が付くと階段を掃きながら、さりげなくサルが来ると追い払ってくれていた、センターの従業員のワヤンさんのお陰で、安心してスケッチすることが出来ました~~ 感謝です💓

突然のスコールに、慌てて駆け込んだではガゼボでは、サルを追い払ってくれたセンターのワヤンさんと、カリフォルニアからハネムーンでバリに来たというケイトさんと一緒になりました~~ ご主人はどうしたのでしょう、新婚なのに・・・(^_-) 折角なので、2人に頼んでスケッチさせて頂きました。 バリの男性の頭に撒いたターバン?が、どの男性も格好よく見えました。 前回の見出し画像の、小学校の先生もとてもよく似合っていましたし・・・(^_-)

ワヤンさん

 

ケイトさん

 

ようやく雨が上がったので、モンキーセンターを出て、路地を歩いていると、丁度、雨合羽を身に着けて、頭にビニル―で包んだ大きな荷物を載せ、手にも大荷物を持ってこちらに歩いてくる青年と行き会いました。 石塀から白い花が垂れ下がっている風情がとてもいい感じでした。

 

前回の記事の最後に、室内でバリの踊子さんのスケッチをしている様子の写真を載せましたが、その時にスケッチした踊子さんです。

 

実は、このスケッチ旅で私が一番心に残った作品があります。 バリ滞在中に私が最も惹かれたバリの魅力は、祈りに満ちた島であるということでした。 その思いで描いた作品を次回にご紹介したいと思います。 その作品に助けられて、昨年の「オール青山展」の作品を何とか描き上げることが出来たのでした~~

 

 

 

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GO TO~ は夢ですが・・・バリスケッチ 

2020-11-09 | 絵  ➃水彩画

ブーゲンビリアを家の中に取り込もうか、どうか・・・元気が良いのでもう少し軒下において昼間の太陽を浴びさせようか・・・等と考えているうちに、ブーゲンビリアをはじめあちこちに花が咲き乱れていた、バリを思い出しました。 ペンスケッチのN教室でのバリスケッチツアーの旅でした。

あ~ぁ、あの頃はよかったな~~ 旅に行きたい!! でも、コロナに介護・・・・

せめて、今日は昔のスケッチ旅を思い出してみることにしましょう。 バリのウブドの町の緑豊かな森の中のホテルに滞在してのスケッチ旅でした。 何より驚いたのはウブドの人たちの穏やかで優しさ溢れる生活でした。 町やホテルのいたるところに花が飾られ、ホテルの小径にさりげなく置かれた石像にも毎日朝摘みの生き生きした花が飾られていて、心和みました。 そんな石像たちをご紹介します(^-^)

 

先ずは楽器を奏でる人

 

人まんじゅう?

 

カエルと・・・?

 

お馴染みのおさるさん

町にモンキーセンターーがあって、そこではサルが放し飼いになっています。 うっかりしていると荷物を持って行かれたりすることもあるそうです。 幸いホテルの朝食に出たバナナを持っていたので、差し出すと割合おとなしく食べてくれました。

 

見出し画像は、町の広場で寺院をスケッチしていた時に、小学校の先生と子供たちがバリの伝統踊りの練習をしていて、その 練習の休み時間に、先生に頼んでスケッチさせて頂いたものです。 若い先生でしたが、スケッチしている私に声を掛けてくれて、お昼のお弁当のナシゴレン(バリの焼きそば?)を紙に包んで、半分分けてくれました。 とっても有難かったのですが、ホテルの食事以外は食べないようにしていましたので(お腹を壊してしまうので・・・)、スケッチが終わったら頂く、と言ってバッグにしまいました・・・申し訳ない気持ちと同時に、現地の人の食事も味わってみたかったナ・・・との思いもあります  

子供たちの中には大きくなったら、こんなバリの伝統舞踊の踊り手になる子もでてくるのでしょう。

ケチャダンス

 

ホテルの周囲には、こんな段々畑が広がっていました。

 

スケッチ旅では、誰もがスケッチに夢中になって、観光はあまりしないで頑張ります。 これは室内で美しいバリの踊子をみんなでスケッチしていた時の様子です。

楽しくも、描く気に満ちた素敵なスケッチ旅でした~~

バリにはまた行きたいと思っています。

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行く秋

2020-10-26 | 絵  ➃水彩画

紅葉3部作の最後は黄金色に輝く、京都御所の外回りの散り銀杏です。 玉砂利の上に散り敷く銀杏の葉に夕日が当たりひときは銀杏の絨毯が明るく輝きます。 まるで行く秋を惜しんでいるかのような静かな華やぎです。 今日も、高田敏子さんの詩を添えて・・・

落ち葉

木々はいま ひっきりなしに

葉を散らしている

 

私たちも あのように

はらい落すことができたら・・・・・

かなしい思い出や

ときに 胸をさす悔いを

 

ふきよせられた落ち葉の上では

子どもたちが明るく笑い

そこだけは

風も 落ち葉も

  陽気にさわいでいる

                          高田敏子 

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渓谷の秋

2020-10-18 | 絵  ➃水彩画

お約束していた秋の3部作?の2枚目です。 県北の花園渓谷の秋模様です。

お馴染み高田敏子さんの詩と共にお届けいたします。 詩の中の夕日を紅葉と置き換えてご覧ください。

流れ

川は流れている

静かに「時」を流している

夕日がいまの時を

美しく染めあげている

 

手をつなぐ恋人たちは

知っているだろうか

あのフランスの詩人

アポリネエルのうたを

ー 日は去り月は行き

   過ぎた時も昔の恋も

       ふたたびは帰らない・・・・

 

私は 失った時を

 二人の上にみいだす

          ー 月日は流れ わたしは残る・・・・

                              高田敏子

 

冷たい雨に一日降りこめられた昨日と打って変わって、今日は久しぶりに青空が、広がっています。 昨日はいくら寝ても眠り足らないくらい体が重かったのですが、今日は元気になりました~~

実にグッドタイミングで先ほど函館の友人から秋の定期便のメークインが届いたのです。 電話をすると『ジャガイモでも食べて元気を出して! 温泉にでも行ってきたら・・・』と。 元気な彼女の声を聞いて、話をしているうちにゴロゴロしてはいられない気分になってきました~~

一昨日ケアマネさんにも、同じようなことを言われましたが、今は未だGoToトラベルに乗る気分ではなく、家でのんびりするつもりです。 

夫の介護はひとまず手を離れ、次は一人で暮らす自分のことを考えて生活するという、ある意味気楽な一方、寂しい日々となることに戸惑っています。 先ずは、一人分の食事を用意することに慣れることから、と思っています・・・

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もみじ・・・秋の舞い

2020-10-13 | 絵  ➃水彩画

そろそろ、山では紅葉が始まっていることを、何人かのブロ友さん達の写真が知らせてくれています。

秋になると張り切って紅葉を求めてあちこち出かけてスケッチしていたことを思い出しました。

ペンスケッチ教室時代、秋の木の葉が緑から黄色、橙、そして真っ赤に変身していく様に魅せられ、毎年紅葉の絵を描いて楽しんでいました。  冬を迎える前の木々の最後の命の煌めきに惹かれていたのだろうと思います。 大判の紙(56x76cm)に向かい夢中でスケッチし、色を重ねました。

見出し画像は、京都へ日帰りで出掛けて描いた、金戒光明寺の紅葉です。 ペンスケッチを始めて間もない頃、初めて大判紙に取り組んだ作品ですので雑なところが目立ちますが、思い出に残る一枚です。 たしか、紅葉をテーマに描くという宿題が出た時のものだと思います。 近場で探した紅葉スポットはまだ紅葉が中途半端で、TVで放映されていた京都の紅葉風景を見て、京都だ! 京都に行こう! 新幹線なら日帰りもできる!!と出かけたのでした~~ 若かったですね(気持ちがですけれど

おいおい、他の紅葉作品もご覧頂きたいと思っています・・・ 

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