曲がり角の向こうに・・・

毎日の暮らしの中でフと心に留まった人やもの、そして風景を描きとめています。 

美しく老いる夢など・・・

2021-11-30 | 絵  ③アレコレ

「ゆっくり体を休めて・・・」と

皆さん温かな言葉を掛けて下さいますが

葬儀後にしなければならない

役所関係の手続きが

アレコレあって

結構忙しいのに驚いています

疲れや悲しさは

胸にしまって自分がしなければならないことを

ひとつひとつ片付ける・・・

そんなことで

知らないうちに気が紛れている

ということになっているのかもしれません

 

気が付けば生垣のドウダンが

最後の華やぎをみせて

燃えています

 

そういえば 今年の秋はほとんど木々の紅葉を

見ることなく過ぎました

 

               

 

今日の振り返り記事は

ムサビの先輩の絵手紙です

ここに来て急に老いを意識するようになったのでしょうか・・・

絵手紙に添えられた言葉が

昨年よりずっと深く胸に響きました

 

 
美しきものひとつ せめて心に・・・
小川糸さんの「ライオンのおやつ」(2020年度本屋大賞第2位)を読んで以来、今や糸さんは私のマイブーム。 何がそんなに良かったのか簡単に言うと、死をテーマにしているのに、一筋の光と......
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咲かずの水仙に蕾が・・・

2021-11-27 | あれこれ

しばらく庭の手入れが

できずにいるうちに 気が付けば

12月が目の前です

夏の花を少しづつパンジービオラに

替えてはいましたが

玄関先に今もなお枝先一杯に元気に小花を咲かせている

夏の赤い花からは

ずっと元気を頂いてきました

これもそろそろ冬の花の寄せ植えに

替えようと思います

 

3年余り頭を悩ませていた咲かずの水仙ですが

この春思い切って掘り起こして

プランターや別の場所に植え替えて様子を見ることにしました

これで花が咲かなければ

諦めよう・・・と

 

それが

嬉しいことに 昨日ふとプランターに目を遣ると

アララ・・・葉の間に蕾がしっかりと

伸びあがって来ているではありませんか

よく見ると

ほかの株からも蕾が

葉の間から顔を覗かせていたのです

 

 

地植えにした株は葉が出てきていますが

蕾の姿はまだ見えません

でも

春にはあの時 期待した水仙ガーデンに

なってくれるかも・・・と

期待しています

 

更に嬉しいことに

夏に花を咲かせてくれなかったハイビスカスが

9月になって咲き始め

以来ずっと

見事な花を咲かせて楽しませてくれています

 

 

次から次へ毎日大輪の花を咲かせてくれるのです

シャコバサボテンも満開です

 

そして・・・

同じく夏にはサッパリ咲かなかった

ブーゲンビリアが

なんと一週間ほど前から

遠慮がちに花を付け

日毎にその花色を濃くしてきました

 

 

花達が揃ってエールを送ってくれているかのようです

有難いですヽ(^。^)ノ

 

 

毎年この時期に花を咲かせるレモンイエローの

オキザリスも玄関先で

笑みを送ってくれています

 

多肉ちゃん達も

ぐんぐん育って自由な姿を見せてくれています

 

 

今は陽射しが温かいときに外に出して

夜は室内に入れています

 

花達からのエールは癒しと元気の素となっている気がします

 

明日は車の免許更新のための

認知機能検査と高齢者講習の日です

友人は先に延ばしてもらったら・・・と言ってくれますが

なんとか頑張って?受けてきます

 

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笑顔で送れたかな・・・

2021-11-24 | 良い加減介護

 

溢れるお花と共に

銀座時代のフルートの先生が奏でる

優しく温かなフルートの響きを楽しみながら

 

 

大好きな曲の楽譜と

お気に入りのゴルフウェアを

携えて

元気が湧いてきた絵手紙もお供に

 

夫は旅立ちました

 

こんな形で送り出すことができて

本当に良かった・・・と

心からホッとしております

 

友人達によると

気が張っている時期が過ぎると

悲しさとたまらぬ寂しさに

襲われるそうです

 

そこで

思い切り涙を流した後に

新たな世界が

見えてくる

のだとか

 

それともこの私のことですから

案外ケロリとこのまま

自分のことだけを考えればいい自由を

満喫しよう・・・なんて気になるかもしれません

 

何はともあれ

「死と同じように避けられないものがある  それは生きることだ」

とのチャップリンの言葉を胸に

しっかり

前向きに生きていこうと

思っております

 

                    

 

前の記事で「介護の卒業証書がいただけるでしょうか」と書いたのを受けて、昨日ブロ友さんの一人がご自分のブログに「卒業証書」のタイトルで、私に卒業証書を授与して下さっていることに気が付きました。 コメント欄を閉じていたために、こんな形で私にエールを送って下さったのだ・・・と申し訳ない気持と共に、その温かなお心に感激いたしました。 ブログの素晴らしさを又も味わった思いでおります。

同じく

沢山の方々から応援のお気持ちを寄せて頂き本当に有難うございました

ブログのUPはしばらく不定期になるかもしれませんが

今後ともどうぞよろしくお願いいたします

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旅立ち・・・

2021-11-20 | 良い加減介護

85歳のお誕生日まで

あと3日という日に

夫は天に

旅立ちました

酸素マスクのお世話になりましたが

願った通り

夢うつつ状態のまま

安らかに逝きました

 

苦しく長い闘病生活から

ようやく解放されて

本当にほんとうに

お疲れさまでしたの気持ちでいっぱいです

よく頑張りました

これからは

何の心配もなく安心して

ゆっくり休んでほしいと

願っています

 

K先生のフルートの豊かで優しく心に響く演奏に送られて

穏やかな気持ちで旅立ったことでしょう

あんなに静かな微笑みを浮かべて

いたのですからきっと

私の思いは通じている・・・と

 勝手に信じています

 

あちらでは

お母さんはじめ懐かしい人々が

みんなで夫を笑顔で迎えてくれることでしょう

病気のためにやれなかったことを

心ゆくまで楽しんで下さいね

 

共に歩んだ50年の山あり谷ありの歳月は

あっと言う間でもあり 長くもあって

色々な思いが胸に去来していますが

なにはともあれ

あ り が と う

の言葉を捧げたいと思います

 

そして私には

介護の卒業証書を

頂けるでしょうか

 

               

 

見出し画像は 夫とのお別れの朝見上げた空に

見つけた鳥のような姿をした雲です

私の目にはなんだか

鳳凰雲のように

見えました・・・

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会えなかった日々を取り戻すかのように

2021-11-14 | 良い加減介護

夫は点滴のみで

命をつなぎ2週間が過ぎました

面会に行って

私の顔を認めると

微笑み

言葉にならない声を発して

話しかけてきます

「そうなの」「よかったね」『分かったよ」など

と答えると満足そうな表情を

見せます

看護師さんはじめ介護にあたって下さるスタッフのみなさんは

『やはり、お母さんだとこんなに良い表情を見せるのね。

これまで声など聞いたことが無かったのに・・・』

と行く度にスタッフ同士言いながら頷いています・・・

 

その言葉を聞くたびに 胸が痛みます・・・

 

おとうさん 気が済むまでこの二人の時間を楽しみましょうね・・・

 

昨日から夫はスタッフルームの隣の

個室に移されました・・・

 

                    

 

友人がご自分のお母さんの話を聞かせてくれました

夫と同じく点滴のみで20日ほど過ごした後に

急に『タラ鍋が食べたい』と言い出して

友を慌てさせ

『美味しい‼』と言って食べてから

グングン良くなり

何とその後2年も生きた・・・と

本当に人の命は不思議に満ちています

 

                    

 

今日の振り返り記事はバリスケッチの話です

当時の夫の介護問題も載っております

祈りの島バリの絵と共に

ご覧頂けると嬉しいです

 

 
思い出のスケッチ旅 ― バリ(3)ー最終回
見出し画像は、前回チョッと思わせぶりな書き方をしていた作品です。 ウブドの繁華街?をスケッチポイントを探して歩いていると、道路の片隅に小さな祠があちこちにあるのが目に付きます。 人......
 

 

最後までお読み頂き有難うございました

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