「蜜蜂と遠雷」の映画に感動して、原作を・・・と図書館に行ったところ、残念ながら貸出中だったため、返却されるまでに恩田陸さんの大ファンの図書館員さんが勧めてくれれた、「夜中のピクニック」を読み終えました。 この作品で恩田さんは直木賞を受賞されたそうです。
県立の伝統校(多分陸さんの出身校である水戸一高での体験がモチーフとなっていると思われます)の、朝8時から翌朝の8時まで(夜中に数時間の仮眠を挟んで前半が団体歩行、後半が、自由歩行)の一日を、決められたコースで母校のゴール目指して歩き通す、というしんどくも訳が分からない?行事の中で、異母兄妹の二人をめぐる高校生たちの友情と成長の物語・・・と言える小説でした。
底辺に流れている、人間への温かな肯定感は「蜜蜂と遠雷」に通じるものがあり、異質な世界の登場者を使う手法も似ていますが、高校生の一人一人の個性が生き生きと描写されていて、ぐんぐん引きこまれて、一気に読んでしまいました~~ 私が学んだ高校と校風が似ているためか、自分の高校時代がフラッシュバックして重なる場面もあって楽しめました~~
ところが、気が付けば今まで味わったことのないような目の疲れを感じ、なんだかオカシイ??? ひょっとして、眼鏡が合わなくなっているのでは・・・普段は遠近両用でOK、しっかり読書する時は読書用の眼鏡を使っていて問題なくきていたのですが、しばらく本格的な読書から遠ざかっている間に、視力に変化がでたのでは・・・ということに気が付いたのです。 やはり、左右別々に文字を見ると見え方がおかしい・・・
で、行って来ました、眼鏡屋さん。 計測してもらうと、右目は近視が強く、左目は近視の上に乱視がひどい・・・ということは分かっていたことですが、今回は遠くは合っているけれど、近くは老眼が進んでちょっと合わなくなっている・・・とのこと。
「レンズは9,000円から10万円以上まで色々あります。 お安い価格で遠近両用は作れますし、それで見えないということはないのですが、見え方が微妙に違ってきます・・・ フレーム込みで1万円台というのも勿論できます・・・と、ざっくばらんで分かりやすい説明をしてくれた店長さんを信用して、マァ、まぁこの位なら良いのでは、と私としては清水の舞台でレンズとフレーム(チョットお洒落なもの)を選んで、待つこと1週間。 先ほど、受け取ってきたところです。
早速、返却されたとの連絡を受けて借りてきた「蜜蜂と遠雷」のページを開いて読んでみると、とても読み易いではありませんか これを機会に読書の喜びを自由の時間に取り入れて、読書三昧も悪くはないなぁ・・・
ところで、「蜜蜂と遠雷」・・・。図書館員さんが言っていたように、私には活字から音が湧いてきてくれるでしょうか・・・