曲がり角の向こうに・・・

毎日の暮らしの中でフと心に留まった人やもの、そして風景を描きとめています。 

ポインセチア

2019-11-30 | 絵  ③アレコレ

読書週間を充分堪能し、いささか読書に疲れてきたところで、昨日からの好天気!! 11月中には済ませておこうと思っていたインフルエンザの予防接種と夫のパスポートの切替申請を昨日済ませて、ホッとしています。 後は年賀状ですが、大体アイデアは2.3頭に浮かんでいますから、これもやる気を起こせば一日で

今日は久しぶりに、買い物に出かけて、スーパーの帰りにお花屋さんを覗くと、パンジー、ビオラ、シクラメンなどなど店内いっぱい所せましと明るく咲いている中に、クリスマス用品がキラキラ輝いて、温かな雰囲気に満ちていました~~ 店先にはポインセチアも元気いっぱい!!

一鉢買って、久しぶりに描いてみようか・・・と言う気になりました。  それも、何故か、むか~し習った描き方で・・・ お花の描き方が独特で、なんだか気に入っています。

明日から、師走。 世の中は気忙しさが満ちてくるようですが、こちらはいつもと変わらぬ日々が過ぎていくことでしょう。 皆様も、風邪など引かないよう、お元気でお過ごしください。

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勝手に読書週間(^_-)

2019-11-26 | あれこれ

「蜜蜂と遠雷」をもう少しで読み終えようとしています。 雨が降り続いているし、寒いし・・・で、勝手にありがたい「読書日和」を楽しんでいます。

そして、「蜜蜂と遠雷」を読む中で、一番楽しみにしていた”音が文字から立ち上がってきたか”と言うと・・・それが・・・ワタクシメにはぜ~~ん~ぜん・・なのでございます  考えてみれば、それは自分の中にどれほど豊かな音があるかどうかで決まるのだ・・・という何とも当たり前の事実に今更ながら気が付いたというお粗末

ご自分の経験からそう言って、私に原作を勧めてくれた図書館員さんの凄さにあらためて脱帽。 それでも、原作はそれなりに楽しく、音楽を言葉で巧みに表現している作者、恩田陸さんの力量にただただ感心するばかり。 読み終わったら、もう一度映画を観よう・・・と思っているのですが、未だ上映されているかどうか・・・それが問題です。

本を読みだすと、すべてが後回しになってしまい(というより家事をする気がなくなる・・)という困った状態(^_-) で、食事は鍋やおでんにカレーライスなどをド~ンと多目に作り、温め直して食べる、という手抜き 

これは、以前、年2回の1週間程の海外スケッチ旅行に出掛けた時の、留守番をしている夫のための作り置きと同じ・・・ 若いスケッチ仲間は、『そこまでしなくてもいいのに。 ご主人を甘やかせ過ぎよ。 今時、レストランだってコンビニ弁当だってなんだって買って食べれるのに。 家なんか、主人に1日当たり1,000円渡して、”これで食べてて”で終わりよ。』と。 教育を間違えたか~~(~_~;) 

若い世代は、自分で台所に立つ男性も多くなってきていますし、妻が家を空ける時のあれやこれやの気苦労が無くて羨ましい限りです。

私が「勝手に読書週間」にして、手抜き家事で、一日のほとんどを動かずテーブル向かって本を読んでいるのに、それが夫にとってはいい環境のようだ・・・と言うことに気が付いたのは新しい発見でした。 一人になるとわけもなく不安になるようで、いつも付いて回られてほとほと参っていたのですが、自分が見えている範囲に私がいると安心できるようで、落ち着いているのです。

「そばにいてくれるだけでいい」・・・な~んて、今となっては正直なところ、勘弁してほしいのですが

 

 

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ようこそ法王さま

2019-11-24 | あれこれ

ローマ法王がついに昨日来日されました。 広島、長崎の被爆に心を痛め、かねてより被爆地を訪れ、平和の祈りを捧げたいとのご希望を抱かれておられた法王は、今日の午前中、長崎の平和記念公園から世界へ向けてメッセージを述べられました。  

「人類の最も深い望みの一つが平和と安定への望み」であり、「核兵器の所有はその願いへの最良の答えではない」とし、「核兵器のない世界の実現」を強く訴えました。 

「核兵器のない世界を実現することは可能であり、必要不可欠なことだと確信している」と述べ、「核兵器から解放された平和な世界へすべての人が取り組む必要がある。 人の苦しみに無関心であってはならない。」と世界各国の指導者に対応を迫りました。

法王は、昨年1月、下に掲載した写真「焼き場に立つ少年」を見て、『この写真は千の言葉より人の心を揺すぶる』として、これをポストカードにして、世界の13億のカトリック信者にそれを配布するよう指示されたそうです。 長崎の爆心地で亡くなった弟を背負い、焼き場で順番待ちをしている少年の写真です。

 

                 

 

今年8月の長崎平和式典の記事にもこの写真について言及していますので参照して頂けると嬉しいです。             

https://blog.goo.ne.jp/herbtea18/e/8b725b2d8a44d536c2f0052a7ab1ffaa

 

政治オンチ、経済オンチ、世の中のすべてにオンチな私ですが、平和への強い願いだけは心に強く抱いております。 日々の平安こそが生きとし生けるものすべての基本だと思っています。

法王さまはこの後、広島へ向かい、そこでも平和への強いメッセージを発せられることと思いますが、このメッセージが広く世界に届くよう祈るばかりです。

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読書と眼鏡

2019-11-22 | あれこれ

「蜜蜂と遠雷」の映画に感動して、原作を・・・と図書館に行ったところ、残念ながら貸出中だったため、返却されるまでに恩田陸さんの大ファンの図書館員さんが勧めてくれれた、「夜中のピクニック」を読み終えました。 この作品で恩田さんは直木賞を受賞されたそうです。 

県立の伝統校(多分陸さんの出身校である水戸一高での体験がモチーフとなっていると思われます)の、朝8時から翌朝の8時まで(夜中に数時間の仮眠を挟んで前半が団体歩行、後半が、自由歩行)の一日を、決められたコースで母校のゴール目指して歩き通す、というしんどくも訳が分からない?行事の中で、異母兄妹の二人をめぐる高校生たちの友情と成長の物語・・・と言える小説でした。

底辺に流れている、人間への温かな肯定感は「蜜蜂と遠雷」に通じるものがあり、異質な世界の登場者を使う手法も似ていますが、高校生の一人一人の個性が生き生きと描写されていて、ぐんぐん引きこまれて、一気に読んでしまいました~~ 私が学んだ高校と校風が似ているためか、自分の高校時代がフラッシュバックして重なる場面もあって楽しめました~~

ところが、気が付けば今まで味わったことのないような目の疲れを感じ、なんだかオカシイ??? ひょっとして、眼鏡が合わなくなっているのでは・・・普段は遠近両用でOK、しっかり読書する時は読書用の眼鏡を使っていて問題なくきていたのですが、しばらく本格的な読書から遠ざかっている間に、視力に変化がでたのでは・・・ということに気が付いたのです。 やはり、左右別々に文字を見ると見え方がおかしい・・・

で、行って来ました、眼鏡屋さん。 計測してもらうと、右目は近視が強く、左目は近視の上に乱視がひどい・・・ということは分かっていたことですが、今回は遠くは合っているけれど、近くは老眼が進んでちょっと合わなくなっている・・・とのこと。

「レンズは9,000円から10万円以上まで色々あります。 お安い価格で遠近両用は作れますし、それで見えないということはないのですが、見え方が微妙に違ってきます・・・ フレーム込みで1万円台というのも勿論できます・・・と、ざっくばらんで分かりやすい説明をしてくれた店長さんを信用して、マァ、まぁこの位なら良いのでは、と私としては清水の舞台でレンズとフレーム(チョットお洒落なもの)を選んで、待つこと1週間。 先ほど、受け取ってきたところです。

早速、返却されたとの連絡を受けて借りてきた「蜜蜂と遠雷」のページを開いて読んでみると、とても読み易いではありませんか これを機会に読書の喜びを自由の時間に取り入れて、読書三昧も悪くはないなぁ・・・

ところで、「蜜蜂と遠雷」・・・。図書館員さんが言っていたように、私には活字から音が湧いてきてくれるでしょうか・・・

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散り銀杏

2019-11-18 | 絵  ①日本画

    銀杏の葉 ~ Gingo biloba」 ゲーテ


      これは はるばると東洋から わたしの庭に移された木の葉です

      木の葉には 賢者の心を喜ばせる

      深い意味がふくまれています

 

      これはもともと一枚の葉が 裂かれて二枚になったのでしょうか

      それとも二枚の葉が相手を見つけて 一枚になったのでしょうか

 

      こうした問いに答えられる 本当の意味がどうやら分かってきました

      わたしの歌を読んで あなたはお気づきになりませんか

      わたしも一枚でありながら あなたと結ばれた二枚の葉であることが  

                     「ゲーテ詩集」より 井上正蔵訳

                          旺文社文庫

 

柄にもなく冒頭からロマンチックなゲーテの詩をのせてしまいました~~ この季節にふさわしい絵を・・・と探して見つけたのが、このムサビ在学中のスクーリングでの50号の銀杏の絵。 明るい秋の日差しの中で見ていたら、こんな詩があったな・・・と思い出してしまったのです。

今日は、夫の83回目の誕生日。 夜には娘夫婦とLINEでお祝いです。 11月の陽気のように穏やかで温か(だった?)夫(えらいノロケでスンマセン)へのプレゼント。 (銀杏葉は認知症薬としても使われていますので、ダブルプレゼント、と言いたいところですが・・・残念ながら、夫にはまるで効果はみられませんでした~~"(-""-)"

★ 絵の中央の枝についた白い葉には金箔を貼ってあります。 当時は、やたらと箔を使いたくて・・・ 今は金や銀の金属に手を出す勇気は・・・ちょっとありません・・・ 

そして、よく見ると、銀杏の葉にはこの詩のような裂け目が入っていない扇形の葉ばかり(出ました~~手抜き!?)

 

 

 

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