曲がり角の向こうに・・・

毎日の暮らしの中でフと心に留まった人やもの、そして風景を描きとめています。 

上諏訪への旅 (2)

2024-11-28 | 

前夜温泉に入って早目に床についたので

翌朝はすっきりと目が覚めました

見出し画像はホテルの部屋から見た夜明けの諏訪湖です

お茶を一杯飲んで娘と朝風呂へ

8時からの朝食は1階のイタリアンレストランでした

写真は撮りませんでしたが

ビュッフェ形式で和洋アジアンの料理が並んでいました

どれも美味しそうで自分では普段作らないような

料理もたくさんあっていつもながら目移りしてばかり(^_-)

一応バランスも考えて選んで美味しく頂きました

温泉には2回入りましたが

岩盤浴は未だでしたので

11時のチェックアウト前に岩盤浴を少しだけ楽しんでから

チェックアウト

荷物をフロントに預けてハーモ美術館へ向かいました

フロントの方に聞いても行き方については

よく分からず諏訪湖畔に建っているのだから・・・と

地図を見ながら昨日の北澤美術館への道の先を諏訪湖に沿って歩きました

周囲の山々は明るく色づき湖は青い・・・

風がなければ最高の散歩日和なのに・・・などと娘と話しながら

テクテク

40分ほど歩いているうちにやっと富士山が見えてきました

良い感じです

それでも目指すハーモ美術館の看板も姿も見えてきません💦

この辺で引き返そうか・・・とも思いましたが

折角ここまで歩いてきたのだし 引き返すのは何とも心残り・・・と

娘と共に歩き続けてついに到着しました

富士山産を望む癒しの空間と言われているハーモ美術館ですヽ(^o^)丿

素朴派のアンリ・ルソーをはじめルオーやシャガール   グランマ・モーゼスなどなどの

作品が展示されていました

館内で写真撮影が許可されている唯一の作品は

ダリのこの作品

この部分にダリの横顔があるそうですがお分かりでしょうか・・・?

ユニークな作りの美術館で迷子になりそうになってしまいましたが

明るく開けた2階の窓から見えました~~富士山が

アレレ??(・_・;) 写真には富士山が見えませんね・・・💦

外からの方が良く撮れていました~~(^^;)

陽だまりが暖かくいつまでも坐って見ていたい安らげる空間でした

 

帰り道は心は軽く足は重くなっていましたが(^_-)

道沿いの素敵なカフェ「ホルツ」でランチを楽しみながら一休み

私はこれを⬇️

娘はこれを⬇️頂きました

コーヒーはお代わり自由でした

 

長野に来てから頂いたすべての食事がとても美味しかったのは何故なのでしょう?

娘も驚く口福の旅となりましたヽ(^o^)丿

 

この日歩いたのは17,300歩!! 

それにしても二人して良く歩いたものです

子供の頃小児ぜんそくで苦しんだ娘が随分逞しくなりました

 

                    

 

急ぎ足で娘との上諏訪の旅をまとめました

明日は午後から白内障の手術の日です 

3日前から1日4回の点眼が始まっていました

簡単な手術とは言え初めてのことで不安です

片眼づつ手術することになっていますので

当分の間ブログはお休みになると思います

再開の際はまたよろしくお付き合い下さいませ

師走の気ぜわしさも目の前ですし

寒さも厳しくなって参りました

どうぞお身体お大切にお過ごし下さいますように(*^-^*)

 

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上諏訪への旅(1)

2024-11-27 | 

娘が帰る3日前に上諏訪温泉への1泊旅に出かけました

 立川発11時32分のあずさ17号に乗って上諏訪には13時10分着

列車を下りるとすぐホーム横に足湯があって何だかほっこり気分になりました

チェックイン前に荷物をホテルに預けて

先ずは北澤美術館へ

途中にホテルのフロントのスタッフさんが教えてくれた

竹屋味噌の工場付属のショップへ行って

お味噌をあれこれ見たり味見したりしてから

竹屋特製の味噌ラーメンを頂きました

ラーメンを食べるのは本当に久しぶりでしたが

サッパリまろやかな美味しいラーメンを頂きました

そこから北澤美術館まで歩いて5、6分

見事に黄葉した銀杏の大木が迎えてくれました

エミール・ガレ没後120年記念特別展が開催中でした

ガレについては⬇️

ガラスでこれだけの作品を創るのはとても高度な技術が必要なことでしょう

身近な草花やトンボや蝶などを巧みに取り入れて作品に仕上げるセンスと技術に

あらためて驚き感心しながら見て回りました

以前にも来たことがありますが 館内の様子が大分変っていました

日本画コーナーやコーヒールームはなかったと思います

 

ホテルへの帰り道に諏訪湖間欠泉センターがあり

隣りに足湯もありました

湖を渡ってくる風がちょっと冷たかったです(^_^;)

サイクリングロードとウオーキング(ランニング)ロードが並行していたので

安心して歩くことが出来ました

石像は「はぐくみ」

この写真の背景の三角屋根のホテルの右隣のホテルに泊まりました

 

チェックインしたのは午後5時近くでしたので

6時からの夕食の前に温泉に入るのはちょっとせわしないということで

部屋から暮れなずむ諏訪湖を眺めながらコーヒーを飲んでゆっくりしてから夕食です

夕食は信州と言えばお蕎麦ということで

「レイクビューレストランで過ごす一日十組限定

絶品手打ち信州そばと旬の贅」

を予約してありました

 

先ずは前菜

 「ほうれん草とマイタケのお浸し 車エビジュレ」

「そばがきとろ湯葉」

吸い物

「清まし仕立て海老真丈 占地 三つ葉」

海老真丈の味の良さに驚きました😋

お椀の裏には広重の信州諏訪湖の絵

 

造利

「本日の鮮魚盛り合わせ」

とびきり新鮮で美味しかったです

 

焼き物

「からすかれいの西京焼き 信州アルプス牛のろうすと新銀杏

どちらも程よい焼き具合で美味しかったです

 

煮物

「白身魚と秋野菜の炊き合せ 蓮根 椎茸」

優しい味でした

 

食事

「八ヶ岳産石臼挽き粉の手打ち信州そば

彩ちらし」

コシのあるお蕎麦が本当に美味しかったです

特別仕立ての蕎麦湯もとろりとしてこれまで味わったことのないものでした

 

デザート

「小布施の栗のムース」

コーヒーは別注

中央後ろは酒粕を使った特製チーズケーキのお味見の一切れ(^_-)

 

2時間かけてゆっくり食事を楽しみましたので程よく消化されて

お腹の調子も良かったです

どのお料理も料理長の心が感じられた極上の味でした(^-^)

9時過ぎに14階の温泉で疲れを癒して ゆっくり休みました

 

見出し画像はホテル前のコーナーです

ドウダンツツジが真っ赤に燃えていました

 

この日の歩数は控えめ(^_-)8,205歩でした~~

 

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田中一村展

2024-11-25 | 美術展

「田中一村展」は十数年前

栃木に住むペンスケッチ仲間に誘われて

蔵の町として名高い栃木市にスケッチに行った時に

たまたま開催中の「田中一村展」の前を通りかかり

折角だからと二人で入場したのが最初の田中一村との出合いでした

生命力に溢れた木々や花や鳥と自然が緻密な描写で

しかも大胆なデフォルメもされていて圧倒されたことを思い出します

今回は大回顧展としてNHKの日曜美術館でも取り上げられていて

ずっと見たいと思っていました

何重もの人垣の後ろから見るのも息詰まるし・・・

会期の終わり近くになれば少しは空くかもしれないと思っていましたので

今回お墓参りで都心に出た折に娘と一緒に見ることにしました

会場にはやはり多くの人がいましたが動きがとれない程ではなく

 前列で見ることもできるくらいの余裕はありました

 

1908年(明治41年)栃木県で生まれた一村は

東京で育ち少年時代から彫刻家の父稲邨から絵の指導を受け

神童と呼ばれるほどの才能を発揮し「米邨」の雅号で

学校に行きながら多くの絵を描いていたようです

8歳の時の絵です

 

17歳で東京美術学校(現東京藝術大学)日本画科に入学しましたが

2カ月で退学 同期に東山魁夷 橋本明治 加藤栄三ら

後の日本画壇の錚々たる重鎮がいたそうです

退学と相前後して父と二人の弟を亡くし 母も亡くなり

祖母 姉 妹を抱えて30歳の時に千葉に移り住み

農業で自給自足の生活をしつつ一匹狼として絵を描き続ける中

30歳の時「白い花」で川端龍子に認められて青龍展に入選しました

「白い花」

ところが翌年出品した「秋晴」は評価されず 川端龍子とも決別して

昭和33年(1958年)50歳の時に全てを整理して奄美に移住しました

絹織物の工場で染色工として働いてお金を貯め

生活を切り詰め すべてを投げうち 

ただ一筋に絵の制作に打ち込んだ・・・

どんな困難があっても最後までやり抜くと固く決心し

生命力溢れる奄美の自然を描きながら

そこから感じられる目には見えない世界までも写し取る

チャレンジをし続けて

1977年(昭和52年)69歳で

壮絶な人生を閉じました

 

長々と田中一村の人生をご紹介したのは

数々の困難に襲われながら めげずに自分の求める絵を追求した

真剣な姿勢と強固な意志にあらためて感動したからです

どの絵も素晴らしかったのですが

私が惹かれた絵の一部をご覧ください

「秋色」 昭和10年代

「野の馬」   昭和20年代

私にとってとても参考になった絵です

 

「秋色虎鶫」     1950年代

 

ずしの花」  昭和30年

九州への旅にて 阿蘇

 

1958年に己の道を求めて奄美へ移住

「ポインセチアとツマベニチョウ」

 

「海の幸」

 

「初夏の海に赤翡翠」

 

「草花に蝶と蛾」

 

 

納得できる作品が描けた時に

「これは一枚100万円でも売れません

これは私の命を削った絵で閻魔大王えの土産品なのでございますから」

と手紙に書いたそうです

そして

「わが人生の最後まで絵を描き続けられることになりました。

感謝はとても言葉ではつくされません。 ありがとうございました」とも・・・

 

(最初と最後の画像以外はすべて図録から引用いたしました)

 

「田中一村展」は12月Ⅰ日まで開催しています

一人でも多くの方に一村の「魂の絵画」をご覧いただけますように🙏

 

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上野の森は大賑わい

2024-11-23 | 絵  ③アレコレ

夫が亡くなって丸3年になる11月15日

赤坂の永代供養墓に娘とお詣りに行ってきました

娘にとっては1年振りのお墓参りです

夫も喜んでくれたことでしょう

 

その後は上野に出て(見出し画像は上野駅公園口)

先ずは文化会館の2階にある精養軒でランチ

文化会館でのコンサートを聴きに来た時に夫とよく利用したレストランです

レストラン入口には

小澤征爾さんのサインの色紙が置かれていました

レストラン内はこんな雰囲気です

娘が選んだふわトロオムハヤシライス

私はさっぱり西洋風中華ライス?

デザート

コーヒー&洋ナシのケーキ

美味しく頂きました😋

 

文化会館の前は西洋美術館で「モネ展」の開催中

 

長蛇の人の列が入り口前に何重にも並んでいました

前庭のブロンズ像

ロダンの「考える人」

同じくロダンの「地獄の門」 

そして

「弓をひくヘラクレス」  ブールデル作

上野の森は紅葉が始まっていました

上野動物園にはここ何年も行っていません・・・ そのうちにきっと

 

国立博物館前の通りには

利き酒スペースと思しきものが並んでいました

そしていよいよ

都美術館での「田中一村展」に行ったのですが 

その前に

ホームのロビーで開催された作品展を少しだけご紹介させてください

今年は昨年より多くの方が出品されていました

絵画 書 手芸 などなど・・・

私は春の「オール青山展」に出品した作品と

「筑波の春」の2点を見て頂きました

アララ💦慌てて写したためロビー内の様子が映り込んでしまいました

以前にも載せましたのでご存知の方が多いと思いますがこんな感じの作品です

「筑波の春」

「愛しき日々」

 

「田中一村展」は次の記事で・・・ (^-^)

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いつもの生活に戻りました

2024-11-22 | あれこれ

一気に雪化粧した今朝の富士山です

 

昨日の夕方はこんな姿でした

 

                    

 

娘と過ごした1週間は

祥月命日のお墓参りと 上野の都美術館で開催中の田中一村展を見たり

上諏訪の1泊温泉旅行を楽しみました

立川から特急あずさに乗って約2時間ちょっとで上諏訪に到着し

予約したホテルは駅から徒歩10分ほどの湖畔に建つ好立地🎶

部屋は諏訪湖を一望できる9階で

空と山と湖の心広がる景色を堪能しました

温泉は肌に優しくツルツルになる泉質で岩盤浴も楽しんできました

アールヌーボーのガラス工芸作家のエミール・ガレ没後120年記念展を

開催中の北沢美術館や

美術館の2階から富士山が見えるというハーモ美術館にも足を延ばし

またもやテクテク良く歩いた2日間でした

 

これから写真を整理しながらおいおい記事をUPしていこうと思いますが

先ずは

「基礎栄養検査」の結果です

拍子抜けするくらいの好結果に思わず頬を抓りたくなったほど~~(^_-)

お勧めのサプリはコエンザイムQ10だそうです・・・(^^;)

 

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