福島の友人から、段ボールに描いた絵手紙が届きました。 私の絵のスタートとなった絵手紙の友人です。
彼女とは、日本絵手紙協会主催の国際友好活動の一環として行われた、中国蘇州の小学校での絵手紙授業の中で、子供たちに絵手紙を直接教えると言う活動に参加した時に知り合いました。 当時蘇州の公立小学校では絵手紙を正規授業に取り入れていました。 現在はどうなっているのでしょう・・・?
授業で指導をするベテラン絵手紙講師はきちんと決まっていて、あとは指導助手の形で広く募集していたので、観光気分でお気軽に参加したのでした~~ 3日間の授業の内、1回だけ教室内の生徒たちの間を見て回りながら、チョッと描き方などを教え(子供達がとても可愛かったことを覚えています・・・)、後は蘇州の観光。
食事は朝から中華のフルコース!! 最初のうちはみんな大喜びで、食べていたのですが、2日目ごろからテーブルに並べられた数々のお皿をみるだけでウンザリ顔 私はと言えば最初の夜あたりから、お腹の具合がおかしくなり、トイレと洗面所の間を行ったり来たり・・・ で、特別にお粥を作ってもらって、凌ぎました~~
後で掛かり付け医に話をしたら、腸内細菌が違うので、それ用の薬を持参したほうが良いとのアドバイス。 道理で、正露丸が効かなかったわけです~~ それ以降、その薬は中国と東南アジアへの旅のお供として欠かせないものになりました。
蘇州の街は美しく、精巧な刺繍に感嘆しましたが、淡水真珠の公営の売り場で買った、大粒イアリングが後で全くの偽物と分かりガックリ!! 実は、日本に帰って、いい気分でそのイアリングを愛用しているうちに、金具が緩んできたため、修理に出し、取りに行ったところ、店主が微妙な顔をしてこう言ったのです。 『奥さん、これは淡水パールではなくてセルロイドですよ』!! まさに、開いた口が塞がらないとはこのことです
そんな、複雑な思い出がいっぱい詰まった旅を共にした福島の友は、以来私が絵手紙からペンスケッチ、そして日本画へと移り変わる中、ずっと応援し続けてくれています。 毎年掲載する傑作年賀状の常連さんでもあります。 介護の大先輩でもある彼女は、黙々と絵手紙でエールを送り続けてくれています・・・
その彼女も、『今年の冬は、これまでにない寒さを体験しました』と書いてきて、今度の絵手紙は例年より一味寂しく感じられます。 で、景気づけに昨年の今頃届いた彼女の絵手紙も一緒にご覧ください(^-^)
最後に、彼女の今年の言葉
「負けないぞ まけてたまるか 明日を信じて」