F20(606x727㎜)
昨年の晩秋から取り組んできた、大銀杏の作品です。 久しぶりの日本画制作は、もともと腕もない上に、勘もすっかり鈍り果てていて、大下図にやたらと時間が掛かり・・・いつまで経っても、形にならず・・・ 大弱り
一昨年だったでしょうか、ブロ友さんが大銀杏の写真をUPされていました。 これまで、ペンスケッチでは紅(黄)葉の絵を何枚も描いてきましたが、ブロ友さんの写真ほど生命力に溢れた銀杏はなかったような気がします。
ブロ友さんは、大らかに写真の利用はOKとブログ上に明記されていましたので、勝手にこの大銀杏を・・・と思っていつもの感じで、気軽に挑戦したのですが、どうしたわけか、全く描けず・・・ その時は、悔しくも、いとも簡単に断念したのでした・・・
ところが、一度は諦めたものの、何故かあの大銀杏の迫力が頭から離れず・・・と言う訳で、昨年の秋から再挑戦して、半年掛かってなんとか、ここまで漕ぎつけました~~ まだまだ手を加えなければなりませんが、一旦これで、小休止・・・(とか言って、これまでも休んでばかりいたのに・・・)
以前、大下図のほんの一部をブログにUPした時の、あの細密な大銀杏の幹の様子はどこに行ったのか~~と思いますが、あれは何百年も経た大銀杏の年輪を辿る作業をさせて頂いていたのかもしれない・・・と思っています。 あの気の遠くなるような作業をしたことで、大銀杏から描くことを許して頂けたのかな・・・などと思ったりしています・・・
何百年も年を重ねた大銀杏と、これから伸びる子どもたちの絵は、変わり映えしないテーマですが、ご覧いただければ幸いです。