駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

政治家という魑魅魍魎

2017年10月06日 | 駄日記
10月6日(金)
今年のノーベル平和賞は、「核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)」の受賞が決まりました。純粋に凄いなと思いました。オバマ元米大統領の受賞と同じぐらいに。
我が国では、ゲリラ豪雨のように突如見舞われた国政選挙という名の“政治の戦争”にカオス状態であります。
台風の目である小池百合子都知事の動向は、逆風が凄くてさほど大きなムーブメントにまでは至らない感じになってきました。しかし、早まってしまった感がハンパない前原民進党の解体は、支持団体の労働組合が「どこを推すんだ?」と右往左往している状態。
またもや安倍政権は安泰なのか。。。?

そうこうするうちに、今朝の中日新聞の気になるニュース。
『英オックスフォード市議会は、ミャンマーのアウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相の人権活動をたたえて授与した「フリーダム・オブ・ザ・シティー」賞の剥奪を全会一致で決めた。イスラム教徒少数民族ロヒンギャの迫害問題で、スー・チー氏が「暴力から目を背け、市の評判をおとしめた」のが理由。英メディアが一斉に報じた。』

軍による長い軟禁生活から、人権派として世界中の圧倒的な支持を受け、1991年にミャンマー民主化運動でノーベル平和賞を受け、6年後の97年にオックスフォード市が賞を授与した。
そんな彼女のはずなのに、国家の指導者として政治に直接関わるととたんに弱者であるロヒンギャの難民の人権に目をつむり、何ら対応をしなくなったということで世界から失望と非難の声が上がっています。

オレもこの件については、なんだかな~とショックとともに落胆してしまいました。
しかし、これって我が国の国政選挙にも通じると思うんです。かつて、民主党が圧倒的な支持のもとで自民党から政権をひっくり返しましたが、政権を取ったらすぐにぼろが出て、実際に何にもできないまま、「政治」という魑魅魍魎に飲み込まれていった過去がありました。
アウンサンスーチーも、まさに高尚な人権主義と、政治的なプラスマイナスの世界で天秤にかけて、結果として難民には涙を飲んで「無視」を選んだということなのでしょう。

今回の選挙では、我が国民はどの政党を支持するのかわかりませんが、結果は圧倒的に投票率が下がったすえ、自公圧勝になるような気がします。
安倍ちゃん、胸張ってくだらない「自衛隊加憲」だとか「アベノミクス」とかいう終わった言葉を繰り返すのかな。。。
コメント (2)
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