少しだけ過ごしやすくなった夏の夕方
私たちは墓場に集まった
受付でお金を払い墓地を抜けて飲み物を受け取り作りかけの納骨堂に落ち着いた
開演を待つ私たちの真ん中で
むき出しの土が静かに強く存在を放つ
(いつかみんなが帰るところ)
いい感じに熟成されたミュージシャンたち
(なにしろそのうち一人の芸名はジョバンニ・スキアリ)ついに演奏を始める
墓石たちが身じろぎをする
あたたまった土の上に舞踏家が降ってくる
きらめく肉体
流れ落ちる汗
這いつくばる女
魔人
飛び跳ね踏みしめ走り回る体
立ち会う生者たちは見届けた
それは浄土へと届く火柱だった
死者たちもさぞや満足したことだろう
[舞踏派ZEROとトマソンズ+1]
私たちは墓場に集まった
受付でお金を払い墓地を抜けて飲み物を受け取り作りかけの納骨堂に落ち着いた
開演を待つ私たちの真ん中で
むき出しの土が静かに強く存在を放つ
(いつかみんなが帰るところ)
いい感じに熟成されたミュージシャンたち
(なにしろそのうち一人の芸名はジョバンニ・スキアリ)ついに演奏を始める
墓石たちが身じろぎをする
あたたまった土の上に舞踏家が降ってくる
きらめく肉体
流れ落ちる汗
這いつくばる女
魔人
飛び跳ね踏みしめ走り回る体
立ち会う生者たちは見届けた
それは浄土へと届く火柱だった
死者たちもさぞや満足したことだろう
[舞踏派ZEROとトマソンズ+1]