ことばをひとつふたつ口に放りこむ
みっつよっつ、むしゃむしゃと食べる
何も考えないで飲みこむ
沢山食べるとそこがことばの海になっていて、自分がそこに浸っているのに気がついたりする
鼻をつまんでどぶんと潜る
(それはことばという情報だけど、夢の素材でもある)
好きに潜る、泳ぐ
染まる
ぐんぐん泳いでそこの水の人たちに混ざってこんにちはと言ってやりとりを観察させてもらう
面白いなあときらきらした目で見せてもらう
もっと潜って思いがけず共通の地形に出会ったりする
世界はこんなにたくさんの異なる相でできている
それを全部乗せて地球はくるくる回る