「手を描くのでえんぴつを持ってきてください」
今日も難しい課題で気は進まないけど、あの素敵なお宅でおしゃべりしながら教わる感じが好きなので、久しぶりに大人のお絵かき教室に赴いた。
「関節の位置」
「手の形だけじゃなく間の空間の形も見て」
はー。
それはなるほどという感じだけれど。
実際にえんぴつを持つと途方にくれる。
で、どうやって描くわけ?
仕方なく手を動かして差し障りのないところに心もとなく線を引く。
紙に手をおいておおまかになぞったら「あーそれは…(だめ)」と言われた。
一応、手の形のものが紙の上に表れる。
帰宅して翌日に取り出してみる。
あ、ここの影を描き足そう。
指の立体感が出てくる。
占いできるくらい手相も描いてみよう。
手のひらの質感が増してくる。
少しずつ描くことが面白く感じてくる。
何が一番違うかと言えば、自分が手や絵を見る目が昨日ともう違っている。
使っていなかった何かがぐうんと伸びて広がっている。
絵がうまくなりたいわけじゃないのに(いや、そりゃあうまくなれたらいいけれど)通っているのは、その時間が居心地いいだけではなく、自分の使っていなかった認知の視野が開発されるのが面白いから。
あとはまあ、りえさんちのおやつや手作りジュースが美味しいしね。
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