ここはとても寒くて暗くて時々手に息を吐いて温めています。
ひかりことひるこ、ふたりのこどもを抱えて歩きます。
ひかりこは光に包まれてぐんぐんと上方へ登っていくようです。
文の頭はわからないのですが「…しますように」と祈っています。
ひるこはいつも逃げようとしています。
赤むけの傷だらけの小猿のように。
しっぽをつかまれることを、人でないことがばれて叱られるのを心の底から恐れています。
かわいそうに。
道は明るかったり暗かったりします。
景色は変わっていきます。
戻ることはできないんだろうと思います。
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