日々乃家日誌 まにまに・てい子の日々の発見

母まにまにが娘てい子と始めた、日々の発見を綴るブログです。

ネガティヴケイパビリティが生成するもの

2019年09月15日 | 命について
聞き手が話し手との間で場をホールドする。

それが話し手の表現する空間を用意する。

それと同じように少し大きなスケールで、物事が展開する時間と空間を担保するということがあるのではないか。

可能性の強弱と幅を、死角も含めた奥行きを、用意する。

何にもしないように見えるけれど、何にもしないことではない。

ただ漫然と待つことではない。

とても丁寧に繊細な高いクオリティに意識を広げて保持すること。

口にしない言葉
起こさない行動

恨みや禍根を残す形ではなく
可能性の全てを受け入れて包み込むかたちの

ネガティヴケイパビリティは余白を、余地を作る。

(自分にとって都合のよい型を用意して誘導しようとすることではない)

(何かを恐れ何かを期待することは図に過ぎないので地を作らない)

対象のものが広がりたいように、表現したいように、展開していくための空間を開けておくこと。

その一番底にあるのは、どうなったとしても共に結果を引き受けるパラシュートの大きさ、責任と覚悟。

それは、もしかしたら、祈り。

私がいる今ここも、何かだれかあるいはわたしが用意した祈りの時空なのかも。










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