さんぽで出会う花鳥風月

ひでじいの四季の写真

初霜

2019-12-16 22:53:47 | 風景

*2019年12月16日撮影

 今日は快晴。朝はぐっと冷え込んで、地面は霜に覆われました。
 初霜というのは正しくはないのですが、今日の霜はインパクトがあったので、私の気持ちとしては「初霜」にしたいと思います。

 初めの写真はエノコログサ。通称ネコジャラシがカリカリに凍っていました。
 とても寒い感じがします。





*2019年12月16日撮影

 さてこれはマメグンバイナズナではないかと思います。
 小さな草が、いまにも花を咲かせそうな勢いで立っていたのですが、霜に覆われて凍っています。
 これはこのまま枯れるのでしょうが、来年春にはしっかり復活するのだと思います。
 植物はじつに強いです。





*2019年12月16日撮影

 セイタカアワダチソウの群れが、霜をかぶって輝いています。
 遠くにはススキの穂も光っています。
 冬枯れのなかに、ひときわ輝いている一画でした。





*2019年12月16日撮影

 これは、まだ咲いていたヒメジョオンの花です。
 しっかり凍りついてしまいました。
 なかなか見ることのできない、美しい一瞬です。
 氷はやがて溶けて、ヒメジョオンはなにごとも無かったかのように咲き続けるのだと思います。





*2019年12月16日撮影

 これは何でしょうか。
 枯れたスズメノカタビラではないかと思っています。
 霜が枯れ葉を覆って、輝いています。枯れ草もみごとに輝いています。





*2019年12月16日撮影

 枯れたアメリカセンダングサのようです。
 こうして霜をまとうと、なにやら不思議な雰囲気があります。

 まだ雪は降りませんが、霜の朝もやってきて、ようやく冬が来そうです。
 雪は嫌だなあと思いつつも、雪景色を待ち望む気持ちもあるのです。
 冬は、嫌いでもあり、好きでもある、妙な季節です。





氷の景色

2019-02-15 23:05:10 | 風景

*2019年2月15日撮影

 ここ会津では、本来は2月は真冬の雪の季節なのですが、今年はもう暖かくなってきています。
 朝晩は冷えこみますが、日中はだいぶ過ごしやすくなってきました。

 水たまりなどに氷が張って雪が積もったりすると、それだけで美しい眺めができます。
 そんな水たまりの氷の景色を、今日はごらんください。
 もうまもなく、こんな情景ともさよならです。





*2019年2月5日撮影

 まるで大きな湖のように見えてしまいますが、小さな水たまりです。
 氷のシワが見事にきれいです。





*2019年1月31日撮影

 これはなかなか、妙な眺めです。
 大きなつぶつぶの雪が降り、そのまま凍ってしまったのでしょうか。
 網目模様のような氷となって、これは見事です。





*2019年1月25日撮影

 これはありふれた水たまりの氷です。
 山のむこうに空が広がるような、おおきな風景を感じさせます。





*2019年1月25日撮影

 最初の写真とも似ていますが、こういう景色が好きなので、もうひとつとりあげました。
 水と氷と雪が描いた、抽象画といってもいいと思います。
 これが何なのと言われても、答えはありませんが、なにかしら妙に心に残ります。
 なんの作為もない自然の造形が、こんなにも魅力的なのが不思議です。
 
 

雪の中の緑

2019-02-12 22:23:04 | 風景

*2019年2月12日撮影

 雪が降ったかと思うと日が差す。今日もそんな寒い1日でした。

 雪が少ないので、緑の草の上に雪が少し積もるという風景が広がっています。
 よく見れば、緑と白の対比がとても美しいのです。
 草の名前は分かりませんが、春が来たら伸びようという意気込みが伝わってくるようです。





*2019年2月12日撮影

 これも草の名前は分かりません。
 雪の中で、みずみずしい緑の色が映えています。
 命の輝きと言ってもいいかもしれません。





*2019年1月7日撮影

 1月の初めに撮影したものです。
 この草はたぶんハコベだと思います。
 春になればこのハコベたちが、もりもりと盛り上がるように伸びていくのが目にうかびます。





*2019年1月6日撮影

 これもまた1月初めの写真です。
 桜の木の根元に生えている草を撮りました。名前は分かりません。
 草も雪もとても細かくて、見るからに寒い景色です。
 この細い葉の草も、思い切り伸びられる春の日を待ち望んで耐えているようです。

 
 
 

元旦の空

2019-01-01 20:24:01 | 風景

*2019年1月1日撮影

 皆様あけましておめでとうございます。
 2019年の幕開けです。
 本年もよろしくおつきあいのほど、お願い申し上げます。

 年の初めは穏やかな日和で始まりました。
 午後からは雪がちらつきましたが、午前中はまずまずのお天気でした。

 そんなわけで、今日は元日の朝の青空をごらんいただきます。





*2019年1月1日撮影

 会津の鶴ヶ城の天守閣の一部も入れて、青空です。
 年の初めだと思うと、なぜかこころ踊る空に見えてしまいます。
 ことしもきっといい年になる。そう思います。





*2019年1月1日撮影

 ちっとも冬の空のようではありませんが、元旦の空にはふさわしいような。
 青空と雲。
 さっぱり日頃のブログではとりあげませんが、じつはたくさん撮影しています。
 今年は、空と雲の写真を少し多めに登場させるかもしれません。

初雪

2018-12-10 22:17:39 | 風景

*2018年12月10日撮影

 冬の始まりの頃は天候も不順で、散歩もままなりません。
 しばらくお休みしている間に12月になってしまいました。

 8日土曜日からちらほらと雪が舞いはじめ、きのう9日日曜日は断続的に雪が降りました。
 積雪はごくわずかですが、初雪です。
 今日はみごとに晴れたので、初雪の景色を撮影しようと出かけました。

 とりあえず最初の写真は雪の山です。
 まだ色づいた葉も見える中、雪の風情はいいものです。





*2018年12月10日撮影

 これは石を敷いた道ではなく、会津の鶴ヶ城の天守閣の石垣です。
 雪が少しだけ積もっています。
 この無造作に積んだような石垣の積み方は、野面積み「のづらづみ」と言って戦国時代の石垣の積み方です。
 石をきれいに四角に加工する技術がなかったために、ほぼ自然石のまま積み上げています。
 鶴ヶ城では天守閣の石垣のみがこの積み方で、歴史の古さを語っています。
 野面積みは見かけと違ってきわめて頑丈で耐久性に優れていることが分かっています。





*2018年12月10日撮影

 おなじみのマサキの実に雪が積もって凍っています。
 マサキは鶴ヶ城公園にたくさんありますが、きれいな赤い実はなかなか少ないようです。





*2018年12月10日撮影

 大きな木です。
 もうすっかり葉は落ちてしまいましたが、実が残っています。
 これはキリの木です。雪が少し張り付いて、冬の景色になりました。





*2018年12月10日撮影

 さて最後はよそ様の庭のナナカマドです。
 葉は残り少ないのですが、赤い実と雪の白さが心に沁みます。

 雪の景色を楽しむ心の余裕が、年々減っているような気がしているこの頃です。
 窓のむこう、雪の中に飛び回るスズメの姿を愛でながら、ゆったりと過ごしたいと思っています。