さんぽで出会う花鳥風月

ひでじいの四季の写真

すじぐも

2021-05-08 22:32:37 | 

*2021年5月6日撮影

 5月です。
 今日は晴れました。このところ良い天気が続いています。
 
 一昨日の空に出現した、すじぐもをごらんいただきたいと思います。
 しゅっと掃いたような、通称「すじぐも」は正しくは「巻雲」です。
 最も高い場所にできる雲で、氷の粒「氷晶」が風に流されることでできるのだそうです。





*2021年5月6日撮影

 すじぐもが並んで壁のようになっている向こうに、飛行機雲。
 すじぐもと飛行機雲では、どちらが高いのでしょうか。
 飛行機にもよると思うので、一概には決められないのでしょうが。
 この写真の印象では、飛行機雲の方が高い場所にありそうです。





*2021年5月6日撮影

 すじぐもは、上空の風の吹き方によってさまざまに変化します。
 風が一方向に吹けば、すじぐもも一方向にきれいに並びます。
 風が乱れると、この写真のように、乱れた雲が出現します。





*2021年5月6日撮影

 上空の風の乱れ方が激しいのか、この雲は泡立っているように見えます。
 こんなふうに見えるとはいっても、上層にある巻雲であることは違いません。





*2021年5月6日撮影

 縦に並んだすじぐもの群れは、なかなかの迫力です。
 実は真ん中の最上部に太陽が映り込んでいて、画面の中ほどに丸くハロが写っています。
 ちょっと分かりにくいかもしれません。





*2021年5月6日撮影

 もうひとつ、迫力満点のすじぐものむれ。
 これもハロが写っているのですが、分かるでしょうか。

 今日は、すじぐも、つまり巻雲の写真でした。
 こういう雲が見られるようになると、もう夏も近いようです。

 

 

断片雲

2020-01-30 22:12:28 | 

*2020年1月30日撮影

 今日の午前中はよく晴れて、春のような暖かい日差しを楽しめました。
 午後からは次第に曇ってきて、夕方には雨模様に。

 朝のうちに撮った、青空に浮かぶ薄い雲の写真です。
 こういうのは、積雲つまりわたぐもがちぎれてできる雲で、断片雲というのだそうです。
 ちぎれぐもと呼びたいところなのですが、ちぎれぐもというのは雨模様の時に雨雲の下にできる小さな雲のことなのだとか。
 なので、少し言葉の響きがよくないのですが、断片雲です。





*2020年1月30日撮影

 これは少し大きめですが、ちぎれたわたぐもの消えかかりという意味で、断片雲だと思います。
 じっと見ていると、少しづつ青空に溶けていくような感じがします。





*2020年1月30日撮影

 小さい断片雲がいくつも浮かんでいて、小さい方から消えていくかのようです。

 なんとなく夏の景色のような気もしますが、今は真冬です。
 右下のスギの木が赤みを帯びていて、雄花が熟して花粉を吐き出していることをうかがわせます。

 断片雲は一年中、晴れた日には出現しやすいのかも。





*2020年1月30日撮影

 これはちょっと大きくて、断片になってしまう前の、わたぐもがちぎれ始めた姿ではないかと思っています。
 小さくちぎれた断片雲が、もとのわたぐもから散り散りに離れて行こうとしているようです。

 晴れた日に、千変万化の雲の姿をながめるのは、じつに気持ちの良いものです。

秋の空

2019-11-21 23:01:03 | 

*2019年11月21日撮影

 11月も半ばを過ぎ、寒くなってきました。
 雪の便りもちらほらと聞こえ始めました。

 今日は午前中は久しぶりに晴れて、西の空に下弦の月を撮影しました。
 空の真ん中に、半月よりはもっと欠けている月がいるのですが、見えるでしょうか。
 手前の木は黄葉の時期が過ぎて、葉が枯れ始めたエノキです。





*2019年11月18日撮影

 数日前に、いわゆる「うろこ雲」を撮った写真です。
 下のほうにいる、すっと掃いたような雲はなんというのでしょうか。
 下の左隅にシルエットになっている樹木は、何だったのか思い出せません。





*2019年11月15日撮影

 これは大きめの「わた雲」と言っていいのでしょうか。
 下のほうに小さくポプラのこずえが写っています。
 右の端に少し写っている木はサクラです。もうほとんど葉は残っていません。





*2019年11月2日撮影

 今月初めに撮影した、通称「ひつじ雲」にあたる雲です。
 雲の厚みが薄くて空の青さが透けて見えるので、「半透明雲」という名もあるようです。
 本来は空一面に埋め尽くすように広がる雲なのですが、この日は青空の部分をかなり残していました。
 手前には紅葉した樹木や、松のこずえがちょっぴり見えています。

 なんとなく、秋を感じさせるような空と雲の写真を選んでみました。

環水平アーク

2019-05-09 22:13:04 | 

*2019年5月9日撮影

 今日は珍しいものを見ました。
 水平に現れる虹のようなもので、環水平アークというそうです。
 水平なのだそうですが、下向きの弧を描いているように見えるのは、錯覚なのでしょうか。
 横にあまり長くはありませんでしたが、上が赤い虹のような色は鮮明に見えました。





*2019年5月9日撮影

 ずっと上の方を見ていくと、太陽の周りに丸いハロが見えました。
 ハロは通称「暈(かさ)」と呼ばれ、これは比較的よく現れる現象のようです。

 ハロやアークの原因は、太陽光が空気中の微小な氷柱によって反射または屈折することだそうです。
 虹は空気中の水滴によって光が屈折するためなのですが、ハロやアークは透明な氷のせいなのだとか。
 雲や空気中に6角柱の形をした氷があるというのが不思議です。
 その6角柱が光に作用して虹のようなものが出来るというのは、なかなかイメージしにくいことです。

 環水平アークは太陽の高度が高いことが必要なので、季節や時間が限られるため、出現頻度は低いようです。

冬の空

2019-02-01 22:34:51 | 

*2019年2月1日撮影

 2月になりました。
 新年を迎えたと思ったら、あっというまにひと月が過ぎてしまいました。

 晴れ間も出るのですが、雪も吹雪くという、妙な1日でした。
 晴れていると思って出かけてみると雪が降ってきて、寒いので急いで帰ると、その頃には晴れてくるという皮肉な天気です。
 天気は恨んでもしかたがないので、ときおり覗く青空を撮影してみました。
 青空といっても色は薄くて、冬の空です。





*2019年2月1日撮影

 雲が激しく動いて、わずかに残った青空をおおいつくそうとしています。
 厚い雲が、冬の空にふさわしいように思います。





*2019年1月31日撮影

 空の上の方は晴れているのに、雲が下の方から湧き上がっています。
 見ようによっては明るい空に見えなくもないですが、これから雲が空を覆うという、始まりの空です。
 これも冬の空の景色です。