*2023年2月16日撮影
数日雪の降る日が続きましたが、今日は晴れました。
雪も積もるほどではなく、この冬は雪の少ない冬ということで確定しそうです。
会津の鶴ヶ城のお堀に、ヨシガモがいるのを発見。
ヨシガモを見るのは10年ぶりくらいでしょうか。
その位ここでは珍しいカモです。
*2023年2月16日撮影
「ナポレオンの帽子」に例えられる頭部の緑色の冠羽をはじめ、全体的にじつに美しいカモです。
ヨシガモは「葦鴨」と書くように、ヨシの繁る水辺にいるカモという意味だそうです。
ヨシガモの後ろを泳いでいるカモは、もしかして雌のヨシガモか?と思ったのですが、どうもコガモのメスのようです。
雌のカモの識別は難しいものです。
*2023年2月16日撮影
写真の一番手前の黒い鳥はオオバンで、その後ろのクチバシの黄色いカモはオカヨシガモの雌、さらにその後ろの2羽はオカヨシガモの雄です。
ヨシガモは雄の1羽だけしかいませんでしたが、このオカヨシガモはたくさん泳いでいます。
オカヨシガモというのは、ヨシガモと同類だけれども「丘にあがる」つまり陸上にいることが多いという意味の命名であるようです。
実際は、オカヨシガモとヨシガモは見た目はまったく違うし、オカヨシガモが陸上にいる姿を見ることもありません。
命名の不思議のひとつです。
オカヨシガモはもともとあまり数の多くないカモとされてきましたが、ここ数年鶴ヶ城のお堀にはおなじみの姿となっています。
特に今年はたくさんのオカヨシガモを見ることができます。
*2023年2月16日撮影
カモたちの中に混じって泳いでいる黒い鳥はオオバンです。
オオバンはカモ類の仲間ではありませんが、水鳥として水の上で生きています。
水中の植物が主な食べ物ですが、昆虫や魚類も食べるようです。
額とクチバシが白くて体は真っ黒という特徴的な姿をしているので、よく目立ちます。
ここ数年で鶴ヶ城のオオバンは急に数が増えました。
2羽のオオバンが、なにやら親密そうです。
*2023年2月16日撮影
オカヨシガモの群れの中に、これも珍しい一羽。
ホシハジロです。
ホシハジロやキンクロハジロなどは、いわゆる「潜水採餌型」のカモで、水に潜って餌を採ります。
潜水採餌型のカモは海に住む「海ガモ」に多いため、ホシハジロなども海ガモとされるのですが、実際は淡水に住むことの方が多いと言われています。
写真のいちばん手前のカモはオカヨシガモの雄。
左端のカモはオカヨシガモの雌です。
きょうはキンクロハジロの姿は見えませんでした。
*2023年2月16日撮影
おなじみのコガモの雌の写真です。
コガモの雌が3羽、氷の上を歩いてきて、1羽が急に飛びました。
左側に残された2羽のコガモ。
しかし左端のカモはクチバシが黄色いので、コガモではないようです。
どうやらこれもオカヨシガモの雌のようです。
雌のカモはなかなか見分けられない。
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