
*2020年3月30日撮影
3月ももう終わりですが、昨日から今朝にかけて雪が降りました。
積もるほどのことはありませんでしたが、ときおり冬が戻ってくるのは困ったものです。
今日は良い天気になって、午後には春の陽気が復活しました。
会津の鶴ヶ城公園に1本だけあるサンシュユが咲いています。
咲き始めるのは、毎年ウメと早さを競うのですが、今年はウメに少し遅れました。
サンシュユは小さな花が集まってひとつの花のように咲きますが、その小さな花がそれぞれ4弁の花として開きます。
今ちょうど小さな花が咲き始めています。

*2020年3月30日撮影
普通庭に植えられているサンシュユはあまり大きくはないものが多いと思います。
鶴ヶ城公園のサンシュユは、それなりに大きくて、こんな姿をしています。
花も遠くから見れば、少しまばらに見えますが、近寄ってみればかなり密に咲いています。

*2020年3月26日撮影
サンシュユというのは、中国名の「山茱萸」を日本風に音読みしたものだそうです。
日本の植物学の父と呼ばれる牧野富太郎博士は、サンシュユという意味の伝わらない名前を嫌ったのか、ハルコガネバナ「春黄金花」という名を提唱しましたが、あまり使われることはないようです。
ちょっと変わった印象の花ですが、陽を浴びて輝く姿は、ハルコガネバナと呼ぶにふさわしい、美しい花です。