*2017年5月22日撮影
まだ5月なのに真夏のような天気が続いています。
今日はタンポポによく似た花に出会いました。
背の高さ20cmくらいの小さな花で、タンポポより茎が細く、白い毛がびっしり生えています。
何よりも葉の形がタンポポとは違います。切れ込みのない楕円形の葉でここにも白い毛がびっしり。
これはチシマタンポポというそうです。
*2017年5月22日撮影
ヨーロッパ原産で、アルプス山脈などの高山に自生する花だとか。
高山植物なのに低地でも栽培が容易だということで、園芸植物として売られています。
チシマタンポポという名は、販売用の商品名なのでしょうか。
千島列島とは何の関係もないそうです。
植物名としての標準和名はまだ決められていないようです。
*2017年5月22日撮影
栽培が容易ということは、生命力が強くどんな環境でも生き抜く力があるということ。
それなので、もう花壇を脱出して、各地に野生化し始めているのだと思います。
名前も決められていないほどの新顔なのに、会津の鶴ヶ城公園にさえ群れをなして生えています。
外来の花を忌避するわけではありませんが、在来のタンポポが生息する貴重な環境の中に新たな敵の出現です。