さんぽで出会う花鳥風月

ひでじいの四季の写真

カムルチー

2019-06-26 22:34:56 | 

*2019年6月26日撮影

 梅雨なので毎日のように雨模様です。
 梅雨時に雨がしっかり降るのはいいことなのですが、ときには晴れて欲しいもの。
 そしたら今日は、見事な快晴になりました。
 おまけに気温も急上昇して30℃を超える夏日です。

 会津の鶴ヶ城のお堀にいる魚たちも、気温が上がってくると水面近くに姿を見せます。
 今日はカムルチーの姿をごらんください。
 カムルチーは通称を「雷魚(らいぎょ)」という外来種です。
 大正時代1920年代に朝鮮から持ち込まれたとされています。





*2091年6月26日撮影

 当初はチョウセンドジョウと呼ばれたとか。
 タイワンドジョウと呼ばれる魚など、アジア各国に類似種がいて、食用として親しまれてきたのだそうです。
 日本への移入も食用にするためと思われています。
 しかしなぜか日本では食用魚としては定着しなかったようです。





*2019年6月13日撮影

 独特の斑紋が少し鮮明に写っている写真です。
 カムルチーは空気呼吸ができるため、水草の多い溶存酸素量の少ない劣悪な環境でも生存できると見られています。
 なので、在来の生態系に大きな影響を与えるほど増えるのではないかと危惧されてきました。
 ところが実際は個体数の増加は頭打ちとなり、減っていることも確かなようです。

 昔は鶴ヶ城のお堀にも、体長1mほどの「雷魚」がいたと証言するひともいます。
 今はそこまで大きなカムルチーは見かけません。
 数も減っているのでしょうか。
 生態系というものは難しいもののようです。
 

ソウギョ

2018-08-22 22:05:04 | 

*2018年8月22日撮影

 お盆が過ぎたら急に寒くなった、などと言っていたら、猛暑が帰って来ました。
 今日は36℃越えの気温でもういい加減にしてくれといいたいけれど、もうしばらく暑さが続くようです。

 会津の鶴ヶ城のお堀にはあたりまえですが、さまざまな魚が住んでいます。
 これまで魚類はほとんど取り上げてこなかったので、魚を紹介しようと思います。
 やっぱり始めは、鶴ヶ城名物のひとつでもある、巨大魚を見ていただきたいと思います。

 観光に来た皆さんが見てびっくりする大きさの魚。





*2018年8月22日撮影

 ゆうゆうと泳ぐ姿を後ろから撮った写真です。
 体の太さが見て取れます。なかなかの迫力です。

 多くの人が「すごいコイだ!」と言ってびっくりします。
 すると、物知りのおじさんが寄って来て「あれはね、コイではなくてソウギョと言うんだよ。中国から来た外来種だよ。」
 と解説してくれます。





*2018年8月20日撮影

 巨大なソウギョの周りにいるのはコイです。
 コイも50cmクラスの大きなコイなので、ソウギョの大きさは2m近いかも。

 ソウギョは水草を食べるところから「草魚」と書き、中国では一般的に食用にされる魚です。
 日本には食用として持ち込まれたようですが、水草の繁茂を抑える目的で河川や湖沼に放流されたこともあるようです。
 現在では生態系に悪影響を与えることの方が多いとされていて、故意に放流されることは少なくなったと言われます。

 そのソウギョがなぜ鶴ヶ城のお堀にいるのか、おおいに疑問です。





*2018年6月29日撮影

 ソウギョとコイ。
 コイに比較して、ソウギョの迫力はすごいですね。

 鶴ヶ城のお堀にこの巨大ソウギョ以外にもソウギョがいるのか、そもそも巨大ソウギョはこの1匹だけなのか、疑問はつきませんがそれはおいおい観察をしていきたいと思います。