*2019年6月26日撮影
梅雨なので毎日のように雨模様です。
梅雨時に雨がしっかり降るのはいいことなのですが、ときには晴れて欲しいもの。
そしたら今日は、見事な快晴になりました。
おまけに気温も急上昇して30℃を超える夏日です。
会津の鶴ヶ城のお堀にいる魚たちも、気温が上がってくると水面近くに姿を見せます。
今日はカムルチーの姿をごらんください。
カムルチーは通称を「雷魚(らいぎょ)」という外来種です。
大正時代1920年代に朝鮮から持ち込まれたとされています。
*2091年6月26日撮影
当初はチョウセンドジョウと呼ばれたとか。
タイワンドジョウと呼ばれる魚など、アジア各国に類似種がいて、食用として親しまれてきたのだそうです。
日本への移入も食用にするためと思われています。
しかしなぜか日本では食用魚としては定着しなかったようです。
*2019年6月13日撮影
独特の斑紋が少し鮮明に写っている写真です。
カムルチーは空気呼吸ができるため、水草の多い溶存酸素量の少ない劣悪な環境でも生存できると見られています。
なので、在来の生態系に大きな影響を与えるほど増えるのではないかと危惧されてきました。
ところが実際は個体数の増加は頭打ちとなり、減っていることも確かなようです。
昔は鶴ヶ城のお堀にも、体長1mほどの「雷魚」がいたと証言するひともいます。
今はそこまで大きなカムルチーは見かけません。
数も減っているのでしょうか。
生態系というものは難しいもののようです。