*2019年4月28日撮影
今日も曇り空で肌寒い1日でした。
イチョウの木に若葉が芽生えています。
この若葉の中にじつはイチョウの花が隠れています。
今日は、イチョウの花をごらんください。
*2019年4月22日撮影
これは先週撮影したイチョウの若葉です。
葉はごくごく小さいのですが、葉と一緒に丸いものが出てきているのが見えます。
これが、イチョウの雄花です。
イチョウは雌雄異株なので、これは雄木ということです。
花といっても花びらなどはありません。
*2019年4月27日撮影
昨日撮影の写真です。
小さな房のようになった雄花がだいぶ大きく成長しました。
やがて、このつぶつぶが開いて、それぞれから雄しべが伸び、花粉を出すようになります。
*2019年4月28日撮影
花とは名ばかりというのは、この雌花にいたってはまさにその通りです。
葉の間に雌しべが伸びて、先端に2つの胚珠(はいしゅ)という丸いとんがり帽子をつけています。
胚珠は2個づつ付くのですが、見る角度によって、2個には見えないこともあります。
雌しべと胚珠は分かったでしょうか。
*2019年4月28日撮影
これも雌木の新芽の写真です。
雌花、つまり雌しべが付いているのを発見できるでしょうか。
イチョウは変わった植物で、実は古代の植物の生き残りであることが分かっています。
地球の中生代ジュラ紀に最も栄えたグループの一員なのだとか。
イチョウは花粉が胚珠に付いて受粉してから、実際に卵子と精子が受精するまでには、数カ月を要する複雑な工程を経ることが確認されており、命の不思議を感じさせられます。
詳しく知りたい方は、ぜひネットで検索するなどして調べてみてください。