*2014年8月29日撮影
恐ろしい昆虫の代表とされているスズメバチ。
そのスズメバチの中で一番身近にいて、よく目にするのがコガタスズメバチです。
今日はボタンヅルの花やノブドウの花の周りを飛び回っていました。
スズメバチが花の周りを飛ぶのは、獲物にする昆虫類が集まっているからと言われます。
昆虫を捕らえて団子のようにして巣に運び幼虫に与えるのだそうです。
成虫は幼虫の出す栄養液を餌として生きているので、幼虫を育てることは成虫が生きるための手段でもあるのです。
*2014年8月28日撮影
コガタスズメバチの後姿です。
小型ではないオオスズメバチという種類は、最も凶暴な蜂とされていますが、地中や樹木のほらの中に巣を作るのであまり目にする機会がありません。
コガタスズメバチは樹木の枝や軒下などにおなじみの「スズメバチの巣」を作ります。
スズメバチの巣を見つけたら、一番可能性の高いのがコガタスズメバチの巣です。
一般に思われているよりもコガタスズメバチはおとなしい蜂で、むやみに人を刺したりしません。
*2014年7月14日撮影
働き蜂はみな雌で、ふだん見かける蜂はたいてい働き蜂だと思っていいようです。
働き蜂は餌になる昆虫を捕らえて巣に運びますが、幼虫が十分栄養液を出さないこともあり、そんなときは樹液や花の蜜を吸うのだそうです。
この写真はノカンゾウに取り付いているコガタスズメバチですが、蜜を吸っているようにも見えます。
こうして単独でいるときのスズメバチが人を刺すことは極めてまれなこととされています。
人を襲うのは巣を直接攻撃されたときに限られるようです。
巣に石をぶつけて壊したり、蜂の姿が見えないので空き巣だと思って取ろうとしたりする行為が最も危険だそうです。
コガタスズメバチの場合は巣があることがはっきり見えるので、十分注意して生活すればむやみに駆除する必要もないというのが、駆除業者の意見だったりもします。