さんぽで出会う花鳥風月

ひでじいの四季の写真

タンポポの綿毛(セイヨウタンポポ)

2022-05-14 21:14:07 | 草花


*2022年5月12日撮影

 セイヨウタンポポの丸い綿毛が広場を埋め尽くしています。
 見事な光景なので、思わず撮影しました。

 これは2日前のことです。
 きのう行ってみたら、ほとんどすべての綿毛が散ってしまっていました。夜、雨が降ったせいかもしれません。

 そういうわけで、こんな風景もほんのいっときのこと。
 おそらく数日間だけ見られたのではないかと思います。





*2022年5月12日撮影

 この姿を見れば、セイヨウタンポポが元気いっぱいで勢力を拡大していることも納得です。
 
 ここ会津の鶴ヶ城公園には、在来種のタンポポも生きていて、毎年花を咲かせているのを見てはほっとしています。
 たぶんエゾタンポポではないかと思われる、在来タンポポが存在しています。
 ただ、しだいに減っているような気もするので心配です。





*2022年5月12日撮影

 在来種のタンポポは、生まれ育った土の上でしか生きられません。
 したがって、土を入れ替えてしまうような土木工事が行われると、そこからは消滅してしまいます。
 外来のセイヨウタンポポは土の質にかかわらず生きられるので、こうして「タンポポ戦争」はセイヨウタンポポの圧勝なのです。

 鶴ヶ城公園は、古い環境と共に「古い土」が残っているので、在来のタンポポが生き残っています。
 しかしそれでも、観光環境の整備のための工事は続きます。できるだけ古い土と環境が残るようにと祈っています。





*2022年4月28日撮影

 4月の末、花盛りの頃のセイヨウタンポポ。
 なぜか、見れば元気をもらえる花です。
 元気いっぱいの美しい花。けっしてセイヨウタンポポが悪者であるわけではありません。
 在来のタンポポを守ろうと言う意志が、人の側に足りないのだと思います。

アシブトハナアブ

2022-05-08 21:29:01 | 昆虫

*2022年5月8日撮影

 ゴールデンウィークももう終わりです。
 今年は寒い日の多い連休でした。今日も晴れたのですが、肌寒い1日でした。

 蝶が飛び始め、ハチやアブも飛び始めました。
 写真はアシブトハナアブというアブです。
 タンポポの花の上にいるところを横から撮影したので、後ろ足が太いのが見えると思います。
 人で言えば太ももにあたる部分が太いので、アシブトの名がついています。
 アブやハチはみんなそうじゃないかと思う人もいると思いますが、じつはこういうふうに後ろ足が太いのは特別なのです。





*2022年5月4日撮影

 大きなギシギシの葉に止まっているアシブトハナアブです。
 背中の2本の縦縞や、腹部の黄色い模様などが独特で、一度覚えると見間違えることのないアブです。





*2022年5月4日撮影

 花にとりついているアシブトハナアブ。
 この花は、菜の花に似ていますが、ハルザキヤマガラシという花です。
 田の畔などに群生して、遠目には菜の花のように見えますが、草丈や花のつき方が違います。





*2022年4月24日撮影

 4月のタンポポの咲き初めの頃に撮影した、アシブトハナアブです。
 アシブトハナアブはけっこう春の初めから姿を見せます。
 夏の間もいるのでしょうが、あまり目立ちません。秋になるとまたよく見かけるようになります。
 春に見かける個体は少し小さくて、秋に見かける個体は少し大きいように思っています。
 私のたんなる感想です。