*2022年5月12日撮影
セイヨウタンポポの丸い綿毛が広場を埋め尽くしています。
見事な光景なので、思わず撮影しました。
これは2日前のことです。
きのう行ってみたら、ほとんどすべての綿毛が散ってしまっていました。夜、雨が降ったせいかもしれません。
そういうわけで、こんな風景もほんのいっときのこと。
おそらく数日間だけ見られたのではないかと思います。
*2022年5月12日撮影
この姿を見れば、セイヨウタンポポが元気いっぱいで勢力を拡大していることも納得です。
ここ会津の鶴ヶ城公園には、在来種のタンポポも生きていて、毎年花を咲かせているのを見てはほっとしています。
たぶんエゾタンポポではないかと思われる、在来タンポポが存在しています。
ただ、しだいに減っているような気もするので心配です。
*2022年5月12日撮影
在来種のタンポポは、生まれ育った土の上でしか生きられません。
したがって、土を入れ替えてしまうような土木工事が行われると、そこからは消滅してしまいます。
外来のセイヨウタンポポは土の質にかかわらず生きられるので、こうして「タンポポ戦争」はセイヨウタンポポの圧勝なのです。
鶴ヶ城公園は、古い環境と共に「古い土」が残っているので、在来のタンポポが生き残っています。
しかしそれでも、観光環境の整備のための工事は続きます。できるだけ古い土と環境が残るようにと祈っています。
*2022年4月28日撮影
4月の末、花盛りの頃のセイヨウタンポポ。
なぜか、見れば元気をもらえる花です。
元気いっぱいの美しい花。けっしてセイヨウタンポポが悪者であるわけではありません。
在来のタンポポを守ろうと言う意志が、人の側に足りないのだと思います。