*2013年4月25日撮影
桜の花に埋もれているヒヨドリです。
花との取り合わせとしては美しくはないのですが、お許しを。
ヒヨドリは一年中ふつうに見られる鳥で、スズメやカラスと同じようにおなじみの鳥になりつつあります。
本来は寒地の山に住み、秋になると里におりてくる鳥でした。もっと以前には北海道以北で繁殖し、秋冬に越冬のために渡ってくる渡り鳥だったという解説もあります。
生息域を広げることで生き延びてきたヒヨドリは、ほぼ日本固有種。もっと親しむべき鳥ですが、鳴き声がうるさいとか、姿が美しくないとか、嫌われ者になっています。
*2013年4月25日撮影
ヒヨドリが桜の花に群れるのは、花の蜜を吸うため。
ときにはつぼみや花そのものを食べることもあるようです。
花にクチバシをつっこむためには、逆さまになろうが身体をねじろうが気にしません。それでさまざまなアクロバチックな姿を見ることができます。
*2013年4月25日撮影
細い枝に飛び移りながら花をめざすので、ときにはバランスを崩します。羽を広げてバランスをとりながら、首をのばしてクチバシは花へ。
なかなか忙しいヒヨドリですが、生きるための必死の姿なのです。