*2013年10月27日撮影
鶴ヶ城のお堀にカモたちが帰ってきました。
たくさんいるカルガモにまじって、頭が明るい茶色のカモがいて、目が赤いのに気づきました。
目が赤いのはホシハジロに違いないと、心はやりながら撮影してきました。
ホシハジロはキンクロハジロなどとともに海ガモ類とされ、潜水採餌型のカモです。
もちろん海にもいますが、淡水の河川や湖沼に棲んでいることも珍しくありません。
でも鶴ヶ城のお堀では珍しいのではないかと思っています。
*2013年10月27日撮影
ホシハジロは多くのカモと同じく冬鳥として渡来する渡り鳥です。
夏の繁殖期を北の国で過ごし、冬を越すためにやってきます。
周りにうつっているカルガモは渡りをやめてしまったカモで、一年中います。
ただし子育てはお堀のような広い場所ではなくてもっと小さな川などでするようで、繁殖期にはお堀にはいなくなります。
秋になるとまたお堀に集まってくるので、そこだけ見ていると渡り鳥と変わりません。
*2013年10月27日撮影
カモは夜行性のものが多くホシハジロも夜に採食するそうで、今日もたいていこのように丸くなって寝ていました。
カルガモもそうですが、後ろを向いて頭を肩の間に載せる独特のポーズです。
見かけたのは一羽だけで、雌の姿は見つけられませんでした。