さんぽで出会う花鳥風月

ひでじいの四季の写真

ミサゴ

2020-08-19 22:02:06 | 

*2020年8月18日撮影

 昨日、今日と、快晴の日が続きました。猛暑です。
 それでも、今日の早朝は風が爽やかで、お盆が過ぎたので少しづづ気温も和らぐのかなと思わされました。

 さて、昨日撮影した写真ですが、ミサゴという鳥の飛んでいる姿です。
 タカなどの猛禽類の仲間ですが、私にとってはミサゴはかなり珍しいので、ご紹介させてください。

 遠くの空にトビが飛んでいると思って見ていたのですが、少し近くなると下部(腹側)が白いことが分かって、慌てて撮影しまいた。
 あとで調べて、ミサゴであると判明した次第です。





*2020年8月18日撮影

 ミサゴは大きな川や湖沼で魚を獲って暮らしています。
 会津にも猪苗代湖をはじめ湖沼はたくさんあるし、阿賀野川水系の大きな川もいくつかあります。
 環境としては悪くないと思いますが、どうもミサゴは数が減っているように言われています。





*2020年8月18日撮影

 水中に足から突っ込んで生きた魚を捕らえることから、「水探る」が次第になまって「ミサゴ」になったと言われています。
 漢字表記は「鶚」「魚鷹」「水沙児」などいくつかあります。
 「魚鷹」というのは、魚を獲る鷹だからと分かります。
 「水沙児」というのは、ミサゴの音を文字に置き換えたのだと分かります。
 一番よく使われる「鶚」は、どうもよく分かりません。

オシドリ

2020-05-03 22:00:17 | 

*2020年5月3日撮影

 新型コロナウィルスへの感染拡大を止めるために、外出自粛の日々です。

 それでも、たまには散歩にもいきたいということで、鶴ヶ城公園へ出かけてみました。
 さいわい、観光の皆さんは自粛されているようで、わずかな人しかいないので、少し安心。
 人に近づくのを避けながら、花盛りの八重桜などを楽しむことができました。

 お堀のカモたちももう僅かになって、カルガモやコガモがちらほら。
 ところが、その中にオシドリがいるのを発見しました。
 これは、雄の写真です。





*2020年5月3日撮影

 そしてこれが、オシドリの夫婦の写真です。
 奥が雌で手前が雄です。
 オシドリの場合は、つい夫婦と呼んでしまいます。





*2020年5月3日撮影

 子育て中のオシドリの母子を、昨年の夏に観察しました。
 その子供のなかの1羽がこの夫婦のどちらかなのかと、あらぬ想像をしています。
 会津の鶴ヶ城のお堀にオシドリが住み着くことも、ありえない話ではないような気がして、独り密かに楽しい想像をめぐらしてきました。

カシラダカ

2020-03-26 22:14:16 | 

*2020年3月26日撮影

 今日は春が来たと実感する暖かい1日でした。
 すぐにまた冬に戻ったりするので、安心はできません。

 冬鳥のカシラダカをよく見かけます。
 そんなに大きな群れにはなっていませんが、小グループであちこちにいます。
 そろそろ冬越しを終えて、北の国へ帰る頃ではないかと思います。





*2020年3月26日撮影

 蕾がふくらんできたソメイヨシノの枝にとまるカシラダカです。
 1枚目の写真も、この写真も、雌ではないかと思います。





*2020年3月26日撮影

 よくわからない木のこずえにとまるカシラダカです。
 これもたぶん雌のようです。
 頭のてっぺんに冠羽という毛が立っています。この姿から頭つまりカシラが高い、カシラダカという名になったようです。
 いつも冠羽を立てているわけではないので、どういう時に立つのか、不思議ですね。





*2020年3月19日撮影

 遠くの枝にとまるカシラダカ。
 顔の白黒のコントラストがはっきりしているので、これは雄ではないかなと思います。

 東京で感染が広がり始めた新型コロナウィルス、心配です。

 
 

 

 

ダイサギ

2020-03-15 22:14:42 | 

*2020年3月15日撮影

 今日は快晴とまではいかなくても、まずまずの晴れの1日でした。
 もう春だなあという雰囲気が出てきました。

 写真は、会津の鶴ヶ城のお堀にいるダイサギです。
 たくさんいるというわけではないのですが、見ない日はないというくらい、よく見かけます。

 白いサギ、通称シラサギには、ダイサギ、チュウサギ、コサギの3種があって、一番大きいのがダイサギです。
 コサギも鶴ヶ城のお堀で見かける鳥なのですが、今年はまったく姿を見せません。
 チュウサギは夏鳥ですが、お堀で見かけることはありません。





*2020年3月15日撮影

 新型コロナウィルスの感染の危険を避けるため、旅行なども自粛ムードで、会津の鶴ヶ城の観光客もかなり少なくなっています。
 早く収束することを祈るばかりです。

 ダイサギは一年中見かける鳥なので、留鳥とばかり思っていましたが、最近の図鑑の解説を見ると少し違うようです。
 ダイサギには亜種が2種類あって、亜種ダイサギ(オオダイサギともいうそうです)と亜種チュウダイサギに分かれるのだそうです。
 亜種ダイサギは冬鳥として北の大陸から渡ってくる鳥で、亜種チュウダイサギは夏鳥として繁殖のために南の国から渡ってくる鳥なのだとか。
 つまり冬と夏は別のダイサギを見ていたのか、と不思議な感じです。
 亜種ダイサギと亜種チュウダイサギを見分けられれば、その辺のことも納得できそうですが、見分けるのは難しいかも。





*2020年3月4日撮影

 少し前に撮影したダイサギの姿です。
 魚(たぶん)を狙って首を少し前に伸ばしているポーズです。
 ダイサギは同じ場所に長い時間いて、魚を捕まえられるチャンスをじっと待っていて、見ているこちらが呆れるくらい時間をかけて、魚を獲ります。
 あのペースでは、1日に数匹の魚しか食べられないのではないかと、よけいな心配をしてしまいます。
 もともと、ダイサギの生活のペースがゆっくりしているのかもしれません。

シメ

2020-01-26 22:17:50 | 

*2020年1月26日撮影

 今日も良い天気に晴れました。この冬は、どうやら雪は降りそうにありません。
 まだ1月なのも忘れて、春が来たのではと錯覚しています。

 今年はシメの集団を見かけます。
 かなりの数のシメが、木に群がったり、地面を歩いたりしています。
 ところがなかなか集団でいる姿はうまく撮影できません。単独の姿の写真をごらんください。

 今日見たシメは、地面を歩いて食事中でした。
 落ちているモミジの種を食べているのではないかと思いました。
 このシメは色の濃淡が濃くて、目の周りもきりっと黒いので、雄のようです。





*2020年1月22日撮影

 先週撮影したシメです。
 体の色が全体的に薄い印象なので、雌ではないかと思います。
 とまっているのはサクラの木でしょうか。

 シメは冬鳥です。
 北のほうから渡ってくるのが基本ですが、北海道や高い山の上などで繁殖し、冬には平地に降りてくるものもいるようです。





*2020年1月9日撮影

 年が明けて9日の撮影です。
 好物のモミジの枝にとまって、実を食べているところです。
 体をひねってこちらを見ていますが、このシメも雌のようです。

 シメという名は、ときに「シー」と鳴くところから、鳥を表す接尾語の「メ」をつけて「シメ」になったとされています。
 「シと鳴く鳥」という意味だそうです。