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*2014年8月31日撮影
9月になりました。
昨日少し山の方を歩いてみたら、こんな花に出会いました。
ツツジのような木だけれど、いまごろ花を咲かせています。
穂状の花を咲かせるのでホツツジ(穂躑躅)という日本特産の樹木だそうです。
ぴゅっと伸びているのは雌しべで、花びらの先がピンク色をして、よく見ると美しい花です。
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*2014年8月31日撮影
高さはせいぜい2m位にしかならない低木です。
花をたくさんつけるとこの写真のような感じで、華やかです。
右端の花にオオチャバネセセリがとまっていました。
たまに山道を歩くのも予期せぬ出会いがあっていいものです。
それは単に動植物の名前を知る、ということではなく、ふだんあまり気に留めることもない足元の自然にも、しっかり自然のドラマがあるということです。そこに眼(気持ち)が行くかどうかは、その人次第でしょうが、ひでじいさんの感性の網に引っかかって、撮影された写真からは小さな生物への愛情すら感じます。眼から鱗というのは正にこのことを言うのでしょう。技術的なことを云うのはあまり得意ではありませんが、とくに野鳥の撮影は、よくぞここまで撮られた!と素直に思っています。
人知れず生まれ、子孫を残し、消えていく命。同じ地球に生まれた者は、姿形は異なりますが、その営みに差が無いことをいまさらながら気づきました。人は決してとくべつな存在なのではないのだと。
これからも様々な自然の営みを見せて下さい。お身体にお気をつけてお出かけ下さいませ。
※最後に・・・リンクをしていただきましてありがとうございます。他の方のサイトもそうですが、リンク先をクリックするとひでじいさんのページが消えてしまいます。お気に入りに登録しているので問題はありませんが、ご参考までに・・・M-graphy by MICHINORI OIDE と書き換えるとひでじいさんのブログも残ります。
余計なことを言ってしまいお許し下さい。
いまいちど投稿してみますがNGのときはご容赦ください。その際はこの投稿をコピーしてメールでお送りします。
M-graphy by MICHINORI OIDE
またいずれ。
コメントちゃんと届いています。ありがとうございます。
私などはドシロウトで毎日図鑑類とにらめっこです。
私の尊敬する絵描きの一人に熊谷守一(くまがいもりかず)という人がいます。たいへん長い間、たぶん数十年、自宅の庭から一歩も外に出ることなく、花や虫を眺めて過ごした人です。あるとき、「アリは左の二番目の足から歩きはじめるのがわかった」と語ったそうです。彼が描いたアリの絵は、子供の絵のように稚拙に見えますが、ある昆虫専門の学者がそれを見て「これはアリだ」と感嘆したというのです。
守一さんの境地には辿り着けないと思いながら、「人間そんなに違いはない。おれだって守一さんのもんぺのすそくらいにはなれるかもしれない。」と時には思うのです。