さんぽで出会う花鳥風月

ひでじいの四季の写真

トラマルハナバチ

2018-08-04 22:23:08 | 昆虫

*2018年8月4日撮影

 朝のうち雲が多かったので出かけて見ましたが、暑さのためにすぐに後悔しました。
 今日も気温は36℃越え。雨はさっぱり降る気配がありません。

 通称アベリアの花に蜜を吸いに来ているトラマルハナバチに出会いました。
 胸部が黄色いのでクマバチに似た印象ですが、大きさがまるで違います。
 トラマルハナバチはクマバチよりもずいぶん小さく見えます。
 でもミツバチよりはずっと大きいので、大型のハチの部類だと思います。
 腹部の黄色と黒の虎模様も、トラマルハナバチの特徴です。





*2018年8月2日撮影

 アベリアの花に顔を突っ込んでいるトラマルハナバチです。
 トラマルハナバチは口吻がとても長いので、筒状に伸びた花の蜜を吸うことができます。
 アベリアもそうですが、一般的にサクラソウ、ツリフネソウ、ホトトギスなどの花を好んで蜜を吸うようです。
 体毛が多いので、花粉の運搬には大いに役に立つようです。





*2018年8月2日撮影

 トラマルハナバチを見かけるのは、なかなか珍しいことです。
 暑さに負けそうになりながらも、トラマルハナバチとの出会いに慰められての散歩です。

 雨が降ってほしいと願う毎日です。

 
 





クルマバザクロソウ

2018-08-02 22:13:18 | 草花

*2018年8月2日撮影

 8月になりました。
 2日続けて37℃越えの記録的な暑さでしたが、きょうは雲が多く、少し日差しが和らぎました。
 それでも気温は36℃。異常な暑さです。

 ちょっとした空き地に、クルマバザクロソウが咲いているのを見つけました。
 ザクロソウと見た目は同じ花と実がつきます。
 ただし葉が丸く輪状につきます。





*2018年8月2日撮影

 ザクロソウは在来種ですが、クルマバザクロソウは熱帯アメリカ原産の外来種。
 江戸時代末期に渡来したと考えられていて、明治時代以降全国に広がったようです。

 この写真は、花はおおむねピンボケですが、赤い種がのぞく実を見て欲しくて載せました。
 小さくてよく分からないかもしれませんが、この実の姿がザクロに似ているためにザクロソウの名がついたのではないかと思われます。
 本来のザクロの実に比べればあまりにも小さいのですが、雰囲気は似ています。





*2018年7月31日撮影

 図鑑などには、葉の形がザクロに似ているからザクロソウと名付けられたと記されています。
 葉の形は、似ているといえば似ていなくもないですが、似ているとすぐに納得できるほどでもありません。
 私は、実の姿が似ているという説を支持します。

 いずれにしろ、ザクロソウもクルマバザクロソウも、地面に張り付くように咲く雑草です。
 誰もが普通に踏みつけて歩いて気にしません。
 そういうところに花を咲かせている命もあるのだということを、少しだけ知ってほしいと思います。