般若心経の解説24、"無苦集滅道"

🍀般若心経の解説🍀24


🌸🌸「無苦集滅道（むくしゅうめつどう）」🌸🌸


「苦・集・滅・道も無し」

もちろん「空☁️の中には」という言葉🍀がここにもかかっています。😄

「空☁️」とは究極の立場🗻であることはすでに学びましたね。

「般若心経」は、

この
（A）究極🗻の立場と、

われわれの
（B）日常☀️の立場の

二面から見ると理解しやすいでしょう。😄

この二つの立場は、別の表現をしますと、

（A）哲学的🌀立場と、

（B）宗教的🌸立場と、

いいうるかもしれません。☀️

空☁️の究極の立場🗻は前者に、

苦悩の多い日常☀️の立場は後者に

相当🌸するでしょう。


さて、空☁️の高い立場からすれば
「苦、集、滅、道」と分けて説くこともないのですが、

現実🌸の世界は、やはり苦しみ悩みの多いのが常です。😵

それゆえに、

お釈迦さま☀️は、
この
（1）苦、
（2）集、
（3）滅、
（4）道、

を「四諦（したい）」

つまり、「四つの真理」であると説きます。😄


「法句経（ほっくきょう）📚」
（ダンマパダ）には、

さとれる者🌟（仏☀️（ブッダ））と、
真理✨のことわり（法🍀）と、
聖者🌸の集い（僧🌸）とに

帰依💓（きえ）する人は、

正しい智慧✨もって、
四つの尊い真理🍀を見る。🎵

すなわち

（1）苦しみと
（2）苦しみの成り立ちと
（3）苦しみの超克と
（4）苦しみの集滅（おわり）におもく八つの尊い道（八聖道）を。

と、見えます。

さらに、次の詩には、

「これらは、安らかな💕、よりどころである。

これは最上🌟の、よりどころである。💕

このよりどころ💕にたよって、あらゆる苦悩😵から免（まぬが）れる☀️」

と説きます。🍀

つまり、
四諦と、八聖道（正しい言葉づかいなどの八つの生活法）とによって

苦しみ悩みから、のがれられるというわけです。😍

この四諦の道理🍀は、

当時の医術🏥から思いついたものとされます。

事実、仏（ぶっだ）の弟子のなかにはジーヴァカという有名な医者🏥もいました。

よい医者🏥は、まず、

（1）病を知り
（2）病源を知り
（3）病を療（なお）し
（4）ふたたび病をおこさせない、

からです。😍

だから、
仏は「すぐれた医者の王」（大医王）とも呼ばれています。🎵

苦悩する🌀衆生の心💓の病を、
たちどころに療して🌟✨くれるからです。

この「苦集滅道」の四諦の教えは、じつに合理的であると言えましょう。😄🎵


（「あなただけの般若心経」より）