hideyukiさんの、令和もみんなガンバってますね!笑み字も!Webにも愛と光を!

日々の楽しい話、成長の糧などを綴ります。
楽しさ、感動、知恵が学べる。
(^_^)私はとっても普通の人です。

般若心経の解説41、"是無等等咒"

2016-05-25 15:06:57 | 般若心経
🍀般若心経の解説🍀41


🌸🌸「是無等等咒(ぜむとうどうしゅ)」🌸🌸


読者の皆さまのなかには、種田山頭火☀️という俳人をご存知の方もおありでしょう。

後年、かれは曹洞宗に出家🌸して、行乞流転の旅を続けながら、

すぐれた、そしてユニークな多くの句を残しました。😄

近年かれはその道の専門家や批評家だけでなく、

違ったジャンルの人々からも注目👀を浴びています。

音楽の分野からは、友川かずきが「海静か、魂は病み」と題するLP盤(キングレコード)に「山頭火よ」という曲を収めました。🎵

「高い高い空、長い長い道」にはじまる、
秋田なまりの懐かしい友川の歌声🎵を耳にした方もおられましょう。

また、博多を中心に音楽活動🎵を続けているジャズ演奏家の加藤さとるは、

山頭火の世界を音楽🎵で表現しようとしています。

昭和62年末に博多と東京の銀座で「歌曲集、山頭火の世界」と題して公演を催しました。😄

さらに劇場の分野では、宇野重吉が山頭火の生き方に共鳴しました。🌟

かれは芝居を通して、その死の直前まで人間の業の深さ🔥、

激しさ💥に分け入ってやまない姿をわれわれに示してくれました。😄

山頭火の、

分け入っても 分け入っも 青い山

の一句に、宇野は自らの演劇理念を託したといわれます。😄

山頭火は、11歳のとき母フサの非業の死💀を目撃しました。👀💦

たんぽぽちるや しきりにおもふ 母の死のこと

という句も残しています。🎵

かれは人一倍、人生のつらさ😭、
かなしさ😂、むなしさ😢、さびしさ😩を背負いつつ、

後年、行雲流水☁️☁️の旅を続けました。

その帰結が「分け入っても」の句と化したのです。☀️

彼は旅中よくお経🎵を唱えながら歩を進めました。

こんな句もあります。

山へ空へ 摩訶般若波羅蜜多心経
山へ水へ 摩訶般若波羅蜜多心経

山にむかい、空にむかい、また川にむかって「般若心経🎵」を唱えました。

ここでの「是無等等咒(呪)」(等しいもののない最上の真言)をも、

かれはきっと大きな声🎵で唱えたことでしょう。


(「あなただけの般若心経」より)