長い不景気に引きずられ、就職氷河期とも言われるこの時代に
我が子を出さなくてはならない親御さんにとって
親としてしてあげられる事、それは
良い学歴で社会に出してあげ、少しでも苦労をしなくて済むように
安泰した人生が送れるように、充実した学生生活を送らせてあげる事だと
多くの方が思われていますよね。私もそうです。
しかし、複雑な世の中でいったい何が正しいのか?
何が成功で何が失敗なのか・・・・深い問題です。
東京の都立高校は大学への進学率を上げようと躍起になっています
その一方で大学が増えすぎ、大学に儲けさせる為のシステムだと嘆く先生方もおられます。
世の中がどうであろうと、我が子を案じる親御様にとって
関心事はそこではなく、どうすれば我が子の幸せな道を作れるのだろうか?
と言う事ではないでしょうか?
私も一人の親として、最近深くこの事について考えたり調べたりしています。
そのなかで、頷けた話があります。
日本でも世界でも、商社や銀行など一流企業で活躍する方達は常に勉強をし続ける。
資格は勿論ですが、突然の海外への転勤は辞令が出てから現地で活躍できるレベルにならなくては
いけません、語学は勿論、文化や風習などの予備知識も必要です。(クライアントに失礼があっては大変ですからね)
こうした学習し続ける環境に耐えられなくては入社出来たとしても挫折し、すぐにお払い箱となります。
企業側はそうした環境に耐えられる人材を求めています。
どうやってそうした人材を発掘するのでしょう?
単純に大学名で選ぶ企業は今は少ないです。大学名+αが必要なのです。
タフである事、コミュニケーション能力に優れている事、自分の意志を持っている事。
なので、AO推薦や内部進学をとても嫌うのだそうです。
中学受験で中高一貫校→AO推薦(または内部進学)→大学卒業が最悪の図式だと書かれていました。
節目節目で受験に挑み、向上心を持ち続けるファイトある若者が最も注目を集めるということです。
お子さんの進路を考える上で“優先すべきは何か”を今考える時ではないでしょうか?