今はストレスを抱えていない人の方が珍しいといわれる時代
子どもが成人病になったり、受験期には胃腸炎や様々なストレスが原因と思われる
病気になることも珍しくなくなりましたね
「伸び伸びと育てたい」という親御さんの優しさも
厳しい社会の中では裏目に出てしまったり、「こんなはずでは・・」となることもあります
ストレスを子どものころから抱えさせたくないと思っていたのに
逆にストレスを与える結果となってしまう事もあるわけです
多くの子どもにとって勉強はストレスの要因のように言われますが
はたして本当にそうでしょうか?
子育てにおいてストレスと勉強がイコールにならない為にはどうすればいいでしょう?
事実、私も子育てにおいて失敗の連続、失敗経験の宝庫となってしまいました・・・
子どもたちが駄目だったのではなく、私が駄目だったんです
考える事、やる事すべてが裏目に出る時がありました
これはあくまで私の話ですが、
勉強嫌いにさせてしまった事もありますし勉強嫌いにはならなかったものの
社会にもっと対応できる育て方をすべきだったと反省する部分もあります
私の経験談を一つお話しますと・・
長男が高学年になってからは常に勉強を巡ってバトルが展開されていました
その度に彼の勉強嫌いは上昇、そんな日々に疲れて、しまいには私が諦めました
彼が勉強嫌いになってしまったのは私のせいです
小学低学年の頃、私は伸び伸びと育ってほしいとそれだけを願い、勉強は
学校の宿題をする程度で、あとは自由に過ごさせました
それは良いのですが、どこかで勉強に躓いたんでしょうね、でもそれに気がつけなかったんです
そのまま月日が流れ、高学年になり中学進学や受験の事を考え
「勉強しなさい」が口癖となり始め、ただただストレスを与えるだけの
存在になっていったんですね
なぜ理解できないのか?なぜ勉強が嫌いになってしまったのか?
そんなこと、何も考えずに塾に通わせて帰ってくれば勉強しなさい!
のお決まりのパターンだったんです
冷静に考えればこれで成績が上がるはずもないですし、勉強を好きになるわけもありませんよね
勉強がストレスなのではなく、ストレスを与えている存在がいること(自分)に気が付かなかったんです
上位校への進学を諦めてから私は当然「勉強しなさい」を言わなくなりました
ストレスから解放され、自分で自分の道を探し自分の為に彼は勉強を始めました
しかし世間的な目から見たときに、それぞれの節目に立派な成果を出すことを出来なくさせてしまうほど
私の教育は間違っていました
それはまた、母親としての私の失格を自覚させるものでした
あの時、ストレスを私が与えていなければ、もっと先見の目を持っていたら
と後悔しても取り戻すことはできません
しかしそうした失敗を教訓として、繰り返す事の無いように心がけています
他の息子とのやり取りも色々とあるのですが、大人になったある日
「厳しく教育を受けさせてくれて良かった」と息子から言われたことがあります
受験が近づくにつれ、親子間でのトラブルは大なり小なりあるものでしたが
ストレスは勉強にあるのではなく、環境にあることを学んだことで
長男とのようなトラブルはなくなりました
私の息子たちはすでに3人とも成人し、社会的には大人という事になります
しかし、親にとって子どもはいつまでも子どもですし、私の失敗が消えることはありません
勉強に関してストレスを掛けさせたくないと思うのであれば
躓かせない事です
上位校に行くために、とか上辺の話ではなく
子どもが勉強を嫌いになることなく、興味関心をもって勉強していくことに
ストレスはないんですよね
子どもにとって、勉強がストレスなのではなく
子ども本人を見ることもせず、ただ勉強を強要する環境がストレスなのだというお話しでした
*今日から子育てカテゴリーを追加しました
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