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国語が苦手な意外な理由?

2016-06-24 00:36:11 | 学習全般

中学生の国語の文章問題

文学的文章のなかのお話ですが

「西遊記」を例えにしたお話がありました

少々テーマも難しかったせいか、生徒さんは全く意味を摑み取れません

3回ほど、自分で読み直してから顔を上げ

「やっぱりわからない」とため息・・

 

わからない

という言葉は抽象的で、どこの何がわからないのかを聞いて行くと

そもそも「西遊記」を知らない!?という所に辿り着きました!!

『ドラゴンボールなら知ってる』

いやいや・・・どう考えても同じではないでしょ・・

 

本当に大ざっぱに西遊記の話をして、今回の文章と繋げると

「あ・・ってことは、この事?」と答えが見えて来たようです

そして、「知らないもの・・」「学校で習わらなかったし」とブツブツ

 

確かに、西遊記のストーリーを知らず

孫悟空がヒーローとしてしか認識がなければ(アニメのような)この文章に結びつける事はできない

と考えられました

 

西遊記を知らない現代っ子はどれくらいいるでしょう?

知っている子は、なぜ知っているのでしょう?

誰もが知っているという前提で、この文章を問題として選んだのなら

知らない子はどうすれば良いのでしょう?

西遊記を知っているのと国語力が関係するのでしょうか?

と飛躍させるのは簡単ですが、本当に国語力がある子なら

西遊記を知らなくてもこの問題は解く事が出来たでしょう

 

ただ、ただでさえ国語を苦手としている子には厳しい問題だったという話です

幼少期から本を読む習慣が功を奏する

こんな所にも現れるのかもしれません

読解は論理で解く人、フィーリングで解く人それぞれだと思います

通用するフィーリングがない時は論理的に問題を解く技術が必要と言えるのでしょう

通用するフィーリングとは幼少期からの過ごし方で左右されるように思いますし

それが入試に通用するかは個人差もあるでしょう

しかし、論理的になれば文章を選ばすに問題を解く事が出来るのです

 

私も国語の問題を生徒さん達と解いていて

なぜ、それが答えになるのだろう?と思う事があります

そして、そこからよくよく考えて

その答えになった理由がわかった時、国語の奥深さを感じますし面白いと思います

国語が苦手になる理由は「なぜだかわからないけど、答えは違った」という不快感なのかもしれませんよね

だから国語は時間のかかる教科なのだと勝手に解釈しています

じっくり国語という教科と向き合う時間を

受験学年になる前に確保しておく事が大切だと思います