HIKOの趣味三昧な日々

趣味の音楽やスポーツについて、日々の気付きとともに書きつづっていきます

MILES DAVIS 「LIVE-EVIL」

2006年12月05日 21時40分23秒 | CD
今日も寒くなりました。朝起きてベランダの温度計を見たら5℃でした。

さて、先日の「アガルタ」と「パンゲア」が素晴らしかったので、またマイルスのリマスターCDを購入しました。
●MILES DAVIS 「LIVE-EVIL」(写真)
「ビッチズ・ブルー」でジャズ界に一大センセーションを巻き起こしたマイルスが、その音世界を再現しようとした衝撃的なライブ音源と、スタジオでの実験的な作品とが組み合わせされた1970年のアルバムです。やはりなんといってもライブ音源の方が圧倒的に凄いです。キース・ジャレット、マイケル・ヘンダーソン、ゲイリー・バーツ、ジョン・マクラフリン、ジャック・ディジョネット、アイアート・モレイラと錚々たるメンバーが勢ぞろいして鬼気迫る演奏を繰り広げています。特にスゴいのがキース・ジャレットです。最近は全く弾かないエレクトリック・ピアノをガンガン弾きまくっています。またリズム・セクションもつわものぞろいで素晴らしく、特にマイケル・ヘンダーソンのベースはパワフルでファンキーで、この人なしにこの時期のマイルスの音楽は創造できなかったでしょう。ゲイリー・バーツのサックスは好き嫌いが分かれると思いますが、私としては結構好きです。やはりこのバンドのサウンドにマッチしていると思います。
このアルバムも今回のDSD Masteringで一段と音質が向上しました。特にベースの音の輪郭がくっきりとして、リズムのうねり感が倍増しました。また従来はキンキンしていたキースのエレピの音が随分聴きやすい音になりました。
夢に見そうなこのエグいイラストのジャケットも、やはり紙ジャケットで持っていたいですね。
このCDも買って大正解でした!