HIKOの趣味三昧な日々

趣味の音楽やスポーツについて、日々の気付きとともに書きつづっていきます

Joe Zawinul - WDR BIGBAND 「BROWN STREET」

2006年12月21日 22時29分22秒 | CD
今日もいい天気、冷え込みはさほどきつくはありませんでした。

今日は、先月輸入盤で出て雑誌のレビューでも評判が良かったジョー・ザビヌルとWDR ビッグバンドの競演作「BROWN STREET」を買ってきました。
このアルバムはザビヌル自身がウィーンで経営するライブ・スポット「Birdland」で2005年10月にWDR ビッグバンドと競演した時のライブ盤で、ウェザー・リポートやザビヌル・シンジケートのレパートリーをビッグ・バンド・サウンドにアレンジした10曲が収められています。もちろんザビヌルはキーボード群を操って、いつもながらのサウンドを聴かせてくれます。元ウェザーのメンバーからはパーカッションにアレックス・アクーニャ、ベースにビクター・ベイリーが参加し、ドラムスは現在のザビヌル・シンジケートのメンバーであるナサニール・タウンスレーが参加しています。ここにジャコがいたらなぁというのは誰もが感じることでしょうが、ビクター君も堅実にがんばっています。それにしても、ビッグ・バンドのアレンジが秀逸で、原曲のザビヌルのキーボードの和音の厚いサウンドがビッグ・バンドの分厚いサウンドで見事に再現されています。元々ザビヌルのキーボードはビッグ・バンドのサウンドを意識した音作りに鳴っていますが、やはり人間の吹く金管や木管が束になって迫ってくる音圧と音色は、実に迫力満点で気持ちの良いものです。原曲に忠実なアレンジには好感が持てます。特にBLACK MARKETとNIGHT PASSAGEのアレンジは秀逸でした。
WDRビッグバンドのギターやアルト・サックス、テナー・サックスのソロもなかなかいけてます。特にFAST CITYとA REMARK YOU MADE のテナーのソロにはしびれました。このライブの映像があったら是非見たいものです。
大満足の1枚です。

《Personnel》
Joe Zawinul : keyboards vocoder
Alex Acuna : percussion
Victor Bailey : bass
Nathaniel Townsley : drums
WDR BIG BAND KOELN

《Song Title》
CD1
1 BROWN STREET
2 IN A SILENT WAY
3 FAST CITY
4 BADIA/BOOGY WOOGY WALTZ
5 BLACK MARKET

CD2
1 MARCH OF THE LOST CHILDREN
2 A REMARK YOU MADE
3 NIGHT PASSAGE
4 PROCESSION
5 CARNAVLITO