メディチ家歴代のコレクションが展示されています。15世紀はフィレンツェの世紀でありメディチ家の世紀であると言われます。この美術館はその象徴とも言えます。
フィリッポ・リッピやヴェネティアのティツィアーノの傑作も含め、豊富なコレクションですが、主役はボッティチェリでしょう。マリヴェーラ(春)、ヴィーナスの誕生など必見です。
もう一人の主役は、ダ・ヴィンチです。画家としてデビューし、1482年にミラノに去るまでフィレンツェで過ごした彼の、若いころの絵を見ることができます。受胎告知はダ・ヴィンチ21歳のときの作品とされています。
フィレンツェでは、ラファエロの傑作小椅子の聖母やティツィアーノの悔悛するマグダラのマリアのあるビッティ美術館、そしてアカデミア美術館のミケランジェロのダビデ像が必見です。