昨年10月14日に羽化したドウイロクワガタの産卵が始まっています。
*タイトルに番号がある記事はカテゴリーから入ると
飼育過程等に繋がります
オスは羽化から1ヶ月もすれば配偶行動を行い
メスは摂食の有無関係なくそれを受け入れます。
昨日掘り出したメスの羽化日は昨年の10月14日で
種オスの羽化日は昨年の12月23日です。
産卵セットを今年の1月16日に組み、オスも同居させました。
オスは羽化から1ヶ月も経過していなかったせいか
マットに潜っていることが多く
時々出てきてはゼリーを舐め、交尾する状態でした。
メスはオスよりは活動的で、マット上に見かけることがよくありました。
産卵セットから2ヶ月半が経過
容器側面にはメスがマット内を移動した痕跡が目立ち始めました。
4月2日、セットを掘り出してみたところ卵が6個出てきました。
出てきた卵の中にはうっすらと幼虫の姿が見えるものもありました。
↓ 卵発見 「ヒラタ・ノコ一番」をまあまあ硬詰め
↓ 1回目の掘り出しは大小の卵6個
↓ うっすらと幼虫(気門部)がみえている
この時点でメスは羽化から5ヶ月半経過しています。
掘出した卵の成長度合いと管理温度等からすると
このメスは、3月上旬頃から産卵を始めたと思われ
ドウイロクワガタが性成熟(産卵)するまでの期間を
これまでの経験から総合判断すると
羽化からおおよそ4ヶ月前後ということになります。
ただし、管理温度23度前後、産卵は1月〜初夏までの範囲で。
野外に於いて、ドウイロクワガタは発生期があるようで
そういう種は気温と日長の変化を読み取り休眠〜覚醒を行います。
この体内時計を人工的に操作するのは難しいです。
現地の季節と日本の季節はほぼ逆になるため、それに逆らわず
ドウイロクワガタが本能に付き動かされるよう
この時期を繁殖期に見立てています。