ストリアータツヤクワガタ
こちらは2006年のアナログからです。
上翅に密生した微毛の太筋がある独特の種類で、「スイカ」見たいな柄が特徴的です。
↓メス 角度が悪く複眼縁どりが見づらい。
この一風変わった外見の持ち主は現在では二つの種に整理され
一つは、ストリアータツヤクワガタ
もう一つは、ケファロテスツヤクワガタとして整理されています。
↓ オスの頭部、なんとも奇妙な毛の生え方。
ストリアータは、ボルネオ北部、マレー半島南部、スマトラ島、ジャワ島などに分布し
ケファロテスは、ボルネオ北部に分布しています。
当時ストリアータとして入荷していたもの中には
やや小型で細面のオスと、それより大型でがっちりタイプのオスがいました。
私は後者の大型オスとそれに組み合わせられていたメスを入手したのですが
今になって思うとオスは区別されていたものの
メスについてはもしかしたら
ケファロテスがあてがわれていた場合もあったのではないかと・・・
ストリアータの採卵セットはマルバネに適合したマットを使いました。
撃沈覚悟でセットを組んだのですが
容器の底に幼虫を発見したときは「えっ?」と言う感じです。
↓ 少し成長して黄色みがかった卵
↓ メスと初齡幼虫
幼虫は広めの空間を作り、そこをテリトリーとして生活していますので
密飼いは好ましくありません。
↓ 終齢頭部
↓ 終齢中期
↓ 羽化してさほど時間が経過していないオスの上翅、白っぽく光って見える部分は微毛の集まり
↓ 少し色が付いてきました。
飼育第1代目、ストリアータで間違いないようです。
以上 アナログ写真からの抜粋でした。
参考文献:
藤田宏,2010,世界のクワガタムシ大図鑑,むし社.