はじめに
兵庫県でのキンキコルリとニシコルリの分布境界調査について
中部地方周辺で発見したコルリクワガタ種群は
便宜上「キンキコルリ」のカテゴリーで覚書しています。
カテゴリー「キンキコルリ」から入ると一連の調査につながります。
HとⅠエリアのコルリクワガタ
前記事のHとⅠエリアのコルリクワガタは
Hがキンキコルリで、Iがニシコルリであることがわかりました。
瓢箪坊主さん、今回もありがとうございました。
↓ Ⅰエリアはニシコルリの特徴(画像提供:瓢箪坊主さん)
分布境界はどこにある? Jエリアへ
日時:2024年10月27日13:50〜15.20
天候:曇り 気温:20度前後
場所:Fエリアから南東方向へ直線で約2.2㎞
Hエリアから北東に直線で約860ⅿ
標高:約750〜780m
↓ 背景青色=ニシコルリ 背景緑色=キンキコルリ
上図の通り、Fエリアはニシコルリ、Hエリアはキンキコルリです。
この二つのエリアの間は外せない場所です。
Gエリアは昨年一度探しましたが発見できませんでした。
今日は単独でJエリアに行ってみました。
↓ よく手入れされた林地帯を抜ける
現地は、二次林がある程度まとまって上の方まで広がっており
林床もほどよく湿度が保たれていたので期待しましたが
いざ探してみると、コルリクワガタが好んで産卵しそうな朽ち木がなかなか見つからず
仮に見つけても産卵の痕跡(・)はどれにもありませんでした。
もちろん怪しい朽ち木は崩して確認もしました。
↓ やたら栗の木が多く、林床はイガだらけ
↓ 落ち葉の層が薄く、すぐ土にあたる
↓ 適合材に産卵痕(・)はない
↓ ミヤマクワガタはみつかる
今日は、単独で1時間半ほどの調査なので結論できませんが
もし、コルリクワガタが分布していたら
「産卵痕(・)くらいは発見できた」と思うため
Jエリアは「発見できず」ということで図に背景色無しで文字を追加しました。
ただ、この林は上部の林道にまでつながっていることが現地の標識でわかったので
次の機会には上部林道から周辺を探してみます。
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