2018年からスタートしたマメクワガタの飼育ですが
実際は、なかなか産んでくれず一度は絶えてしまったため
再び採集~飼育をしてきました。
そんなマメクワガタの産卵がやっと認められました。
2週間ほど前から朽ち木くずが目立ち始めたので
日曜日に少しだけ割り出してみました。
↓ マット上に朽ち木くず
坑道に沿って朽ち木を削ってみると中には1頭の個体が入っており
坑道の壁や突き当りに木くずが埋められていました。
↓ 坑道内の個体(おそらく母虫)
↓ 卵の大きさは、直径1mmもない
↓ 針の先に卵
産卵した朽ち木は樹種不明の広葉樹で
ほどよいと思われたクヌギには手を付けいていませんでした。
この現象は、現地調査時も同じでした。
今回産卵が認められた朽ち木は水分があり
爪で崩していけるほどの柔らかさです。
日曜の割り出しでは卵があまりにも小さいので不安になり
2卵を確認して終了しましたが
やっと産んでくれた!
そんな気持ちになりました。
成虫の栄養源
一般にマメクワガタは肉食性が強いとされています。
成虫の栄養源として高タンパクとうたわれたゼリー(高の定義は不明瞭)や
ウインナーなどを与えてみましたが
露骨に食らいつく場面は見たことがありませんでした。
それでも何とか生存し子孫を残すのではないかと楽観していたのですが
実際に飼育して感じたことは
そんなに甘くはないということでした。
親虫の蔵卵に欠かせない栄養源として
出来れば避けたいと思っていた餌があります。
蛹です。クワガタの。
現地採集時に同木から出てきたコクワガタの幼虫が蛹になったため
それをマットに出来た穴(出入口)近くに置いてみました。
↓ 蛹を置いて観察開始(6月15日)
蛹を置いてから30分ほど経過しました。
マメクワガタはマットにあった出入口(?)から出現し
蛹に近づきました。
↓ コクワガタの蛹を食べている(吸汁)
成虫は蛹を大アゴでいったん挟むとそう簡単には離しません。
しつこく食らいついていました。
↓ 大あごで挟んで傷をつけ吸汁する
↓ 喧嘩を始めると力が拮抗しているため収まらない
↓ 出入口でも喧嘩をやめない=おそらくペアでない
↓ 非常によく食べている
画像のとおり
クワガタの蛹を与えてみるとどの個体も積極的に集まりました。
現地で本種を採集した時は
同じ朽ち木からコクワガタやカブトムシの幼虫も出てきましたので
野生でも同じようなことが行われていても不思議ではありません。
↓ 自然下でも同様のことが行われていると思われる
マメクワガタの飼育を始めたころは
正直、放置していても増えると考えていました。
ところが実際に飼育してみると増えるどころか
いったんは絶えてしまい焦ることとなりましたが
ここにきてようやく産卵が認められ少し気を緩めることができました。
本日のおまけ
消えたID・ウエストウッディ
オークションでこの半年ほどの間に30回以上出品
計80頭以上の初2齢幼虫を出品した方と
もうお一方が消えました。
評価停止中 ⇒ IDは無効となりました。
一時は、何物が羽化してくるのか逆に興味がわき
落札してみようと考えたこともありました。
質問欄から成虫の画像追加を丁寧な表現でお願いしたところ回答はなく
最後まで単調なマットの画像は変わりませんでした。
どういう事情があっての停止・無効かわかりませんが
今思うことは
出品されたウエストウッディが
ウエストウッディでありますように。