*カテゴリーから入ると飼育過程等に繋がります。
*「おまけ」の項にスキットオオクワガタの画像を載せました。
前記事はノセオオクワガタの飼育開始でしたが
その後、万一の同定ミスに備え
別ルートから、より確実な幼虫(初2齢)を買い足しました。
これでノセオオクワガタ2産地の飼育が始まったわけですが
残念ながら野外メスが産卵しないまま死亡していることを
今日確認しました。
がっかりです・・・
↓ 2021年12月5日 野外メス死亡確認
↓ 産卵管を露出した状態で死亡(無産卵)
幼虫飼育
幼虫は菌床でも適合すると思いますが
若齢のため安全を優先し、マットを使用することにしました。
↓ 11月に買い足した幼虫(2齢?)
↓ 「産卵1番」と「ヒラタノコ1番」を半々
↓ 少し加水
↓ 11月 800ccボトルでマット飼育開始
↓ 12月5日 終齢幼虫
↓ 終齢幼虫
今年はノセオオクワガタの野外個体を
オークション等で見る機会が多くあります。
出品毎の画像を見るかぎりでは
メスの上翅点刻(列)に思いのほか差異を感じるときがあり
それが単なる個体差なのか私にはまだわかりません。
↓ 当方入手の野外メス 中国雲南省産
↓ 上翅の肩付近は点刻が弱く、消失部もある
また、木曜社の「世界のクワガタG」には
1999年7月25日にホロタイプと同じW.PutaoのMt’Namban 2500mで
採集されたメスも図示されていますが
見方によっては D.reicheiや、D. affinis にも見えてきます。
そういう意味でも、飼育中の幼虫が順調に育つことと
飼育成虫の流通が待たれます。
参考文献:西山保典,2000.世界のクワガタG.木曜社:132.
おまけのスキットオオクワガタ
ここ最近は中国やその周辺諸国から
珍しいクワガタムシが入ってくるようになりました。
そういった系統種の入荷初期は
少々混沌として時にマニアを悩ませることもあります。
先日、カマキリ名人Kさんに
スキットオオクワガタの飼育個体を見せていただき
画像の使用許可も得ましたので
ここにその一部を掲載させていただきます。
kさん、ありがとうございました。
↓ スキットオオクワガタ飼育個体 ミャンマーカチン州産
↓ 特徴的な部分がいくつか見受けられる
↓ オスの上翅
↓ メスの上翅には浅い点刻列 前脚脛節は先端にかけてよく広がる
↓ メス腹面 微毛が密