夏終盤のブナ帯ではオニクワガタがよく発生していました。
日時:2023年8月18日 19:15〜22:00
天候:晴れ後曇り 気温:夜間21度程度
標高:約1000〜1100m
今回は、Fさんとカマキリ名人Kさんと3人です。
台風7号通過後の林道はところどころでひどく荒れており
途中で通行止めになっていました。
ライト設営を済ませ、点灯までの間はいつものように探索です。
Fさんが花をガサガサしているとカマキリモドキが採れました!
どうやらカマキリモドキは花にやってくる昆虫を食べているようです。
↓ おそらくキカマキリモドキ
↓ カマキリモドキは餌を求めて花に集まる
↓ 花にはオオトラフもやってくる(7月29日撮影)
↓ ちょっと藪漕ぎでスジクワガタのメス
↓ 19:15 今夜もMonsterイマミネ点灯
スジクワガタの飛来、そして飛来
このブナ帯はスジクワガタが多いのですが、ライトトラップにはあまり飛んできません。
なぜか当夜はスジクワガタが3頭も飛来しました。
緩やかに変わりゆく日長と気温の変化を感じ取り
居場所を変えようとしているのでしょうか?
↓ 19:27 最初の飛来はなんとスジクワのオス!
↓ 19:38 またスジクワ(オス)
↓ 19:48 これはアカアシのオス
↓ 19:46 いつの間にか落ちてるオニクワガタ(メス)
↓ オニクワのオス
↓ エゾハサミムシ大量発生 刺される(咬まれる?)と地味に痛い!
↓ アカアシのメス
↓ ミヤマのメス
↓ 20:10 コクワガタ飛来
ムラサキシタバの飛来
Catocala属で最も大きな種の一つであるムラサキシタバが
独特の色合いを見せながら飛んできました。
↓ 21:45 大きなカトカラついに来た! ムラサキシタバ
その大きさと、ちらっと見せつける後翅の色で、人気の理由はすぐわかりました。
ただ、ライトの前を飛び回っているときはなぜか白黒に見えたので
翌日、蛾に詳しいYさんに聞いてみると「羽の裏は白黒」だそうで
おぉ~なるほど謎が解けました! ありがとう。
↓ こちらは羽の裏がオレンジなカキバトモエ
↓ キカマキリモドキもたくさん飛来(蛾捕食中)
↓ 19:26 はじめて見たコバネカミキリ(当日は羽化不全と思っていた)
↓ ブナ帯のカブトムシも飛来
↓ 60㎜後半?
↓ 21:38 おっ! これは?
↓ 表かえすとヒメオオでした!
↓ こんなんもやってきました!
↓ リリース
当夜のクワガタ飛来は、オニクワガタ5頭、スジクワガタ(オス)3頭、
ヒメオオクワガタ(メス)1頭、アカアシクワガタ・ミヤマクワガタ・コクワガタ
そして、カブトムシを含め計30頭ほどでした。
この内訳は、毎日これだけ暑いのに、実は夏終盤であることを告げており
また、狙っていたカマキリモドキや、大きく綺麗なムラサキシタバも現れたりと
最後まで目が離せないブナ帯でした。
Fさん、Kさんお疲れ様でした。
おまけ
ヒメオオクワガタのメスは持ち帰り飼育することにしました。
↓ 小さいけど元気
↓ 輪切り大作戦!