8月11日、Tさんとブナ帯を探索し
昼夜合わせて7種のクワガタムシを見ることができました。
また、チャイロスズメバチの昼夜観察も行いました。
チャイロスズメバチについては前記事
「標高1076mでチャイロスズメバチ飛来」に追記しました。
昼間の探索
日時:2022年8月11日 15:00〜18:50
天候:晴れ時々曇り 気温:25度前後
標高:約950〜1200m
↕ 巨大なブナの立ち枯れ根元でオニクワガタのオス発見
↓ 楓に着くミヤマクワガタのペア
↓ 樹液場に飛来したミヤマクワガタのオス(中央右下)
↓ 戦い敗れて落下
↓ ヤナギにてアカアシクワガタ
↓ 高山特有の小型スジクワガタ(オス・メス)
↓ 高山ではコクワガタの活動個体を見つけることは意外と難しい
↓ 標高約1076mにもノコギリクワガタ
↓ チャイロスズメバチ 標高約1076m
↓ 昼間の探索結果 リリース前の記念写真
ライトトラップ
日時:2022年8月11日 19:00〜22:00
天候:曇り時々晴れ 気温:20度前後 月と星あり
標高:約1076m
↓ だいぶ丸いが、今峰ライトで立ち向かう!
↓ 19:45 最初の飛来はミヤマのメス
↓ アカアシのオス
19:50 オニクワガタのオス飛来! これが一番うれしい!
↕ 同一個体
↓ 今年出会った複数の虫屋さんの成果と比較して、今峰製は強いと感じる
↓ コードに負けないくらい赤い!
↓ 服にも着地 ミヤマのメス
↓ ミヤマのメス
↓ ノコギリクワガタのメス
↓ ヒメオオと間違えそうなコクワガタ
↓ カレハガ
↓ 撤収はブロアーで
3時間ほどの灯火でミヤマクワガタ・オニクワガタ・ノコギリクワガタ
コクワガタ・アカアシクワガタの計5種が飛来しました。
この山でもオニクワガタの発生は始まっているようです。
↓ リリース前の集合写真
夜の樹液場
当夜は、ライトの光に干渉される位置に樹液の出る木が複数あり
昼間の探索でミヤマクワガタ・スジクワガタ・コクワガタ
ノコギリクワガタを確認していました。
それらが夜の光にどう反応するか試すため、そのまま触らず灯火を行いました。
22時頃に灯火を終了して、樹液場に行ってみるとミヤマクワガタが3ペアいました。
この3ペアは、昼間の様子と変わりありません。
しかしながら、他にも複数いたミヤマクワガタ(オス)や
ノコギリクワガタ(オス)の姿はなく、木に衝撃を与えても何も落下してきませんでした。
以前、雑木林でも同じようなことをしたのですが、今回も似たような結果になりました。
メスと餌場を確保したオスはにわかに移動する必要がなく
一方、あぶれたオスは光源等に向かって飛び立ったのかもしれません。
↓ ライトに反応しなかった夜のミヤマクワガタ
↓ ライトに来なかったミヤマクワガタ3ペア(後リリース)
↓ ノコギリクワガタは、いつの間にか姿を消した
↓ スジクワガタはあまり光に集まらない
当夜は、下山時にもところどころで樹木に着くミヤマクワガタを見ました。
そして、大きなブナの根元ではヒメオオクワガタのメスがいたりして
この季節、このブナ帯で見ることのできるクワガタムシ全8種のうち
7種を見ることができ、とても刺激の強い一日となりました(もう1種はマダラクワガタ)
Tさんお疲れ様でした。
↓ 22:48 ブナの根元でヒメオオクワガタのメス発見!