いきなりなんだ、このタイトルは?
そう思った御仁も多かろう。
いやいやこのタイトルの試合こそが、まさに世界ヘビー級タイトルマッチ
なのであーる。
土曜の昼、テレビのチャンネルをジャグリングしていたらボクシングの試合
にぶち当たった。
どうやら古い試合らしく、アメリカ、ラスベガスのコンベンションセンター
でのヘビー級タイトルマッチ、なんとモハメッド・アリの試合だという。
アリと言えばA猪木、異種格闘技戦は小学校6年のときだったか、土曜日学校
が終わると、男子は皆、一目散に帰宅し、昼ご飯を済ませてはテレビの前にかじ
りついたものだ。
さてさて30才を越えた者同士、当時の感覚では引退するお年頃の二人の
結構、激しい戦いが始まった。
R1 アリ防戦一方。両手で頭を抱えるようにガードしている。
蝶のように舞い蜂のように刺す、そんなスタイルの面影はまったくなし。
R2 R1同様。アリがライルのトランクス付近に抱き付く場面も。手が当たっ
たりしたら反則負けかと、こんなしょうもない結末かと一瞬、こっちがヒヤリ。
R3 ~ トイレに行っているうちにほとんど見逃す。~
R4 王者アリにあせりか、進展はなし。
ライルはボディーを攻めるも利いていない様子。
R5 アリに踊るようなステップが戻ってきた。
しかしアナウンスは「アリがおかしい。」を連発。
R6 アリ左のガードを下げて、ライルを挑発。
手数はライルが多いも、有効打はなし。
R7 ライル攻勢。アリは後退、ロープ際で防戦一方になる場面も。
ただし有効打はなく、興奮した両者はゴング後もすこし打ち合う。
R8 急にアリが攻勢、少しライルをとらえるが有効打にはならず。
R9 両者ともに疲労が見える。動きが一時止まる場面も。
R10 アリ人を喰ったようなスタイルでときどきイキがって見せるも、ライルの
攻勢にタジタジ。ライルのパンチがアリのボディーをときおりとらえる。
R11 開始前にゲスト解説者のコメントが入る。
「ライル優勢、アリはダメージを受けている。」
開始早々、アリ一方的に打つ、ライルは手が止まる、足も止まって、
レフェリーストップ、TKO!
ライルの「俺はまだ闘える。」とのコメントが放送されるも、負け犬の
遠吠えに過ぎず。
アリがタイトルを失うのかと思って見ていたが、一気に叩きのめした。
全盛期のステップではないものの、片足づつステップをとりながらリングを
時計回りに回っていく独特のスタイルは久々にみると新鮮で、いろんな意味で
個性的なボクサーだったと思った。
そう思った御仁も多かろう。
いやいやこのタイトルの試合こそが、まさに世界ヘビー級タイトルマッチ
なのであーる。
土曜の昼、テレビのチャンネルをジャグリングしていたらボクシングの試合
にぶち当たった。
どうやら古い試合らしく、アメリカ、ラスベガスのコンベンションセンター
でのヘビー級タイトルマッチ、なんとモハメッド・アリの試合だという。
アリと言えばA猪木、異種格闘技戦は小学校6年のときだったか、土曜日学校
が終わると、男子は皆、一目散に帰宅し、昼ご飯を済ませてはテレビの前にかじ
りついたものだ。
さてさて30才を越えた者同士、当時の感覚では引退するお年頃の二人の
結構、激しい戦いが始まった。
R1 アリ防戦一方。両手で頭を抱えるようにガードしている。
蝶のように舞い蜂のように刺す、そんなスタイルの面影はまったくなし。
R2 R1同様。アリがライルのトランクス付近に抱き付く場面も。手が当たっ
たりしたら反則負けかと、こんなしょうもない結末かと一瞬、こっちがヒヤリ。
R3 ~ トイレに行っているうちにほとんど見逃す。~
R4 王者アリにあせりか、進展はなし。
ライルはボディーを攻めるも利いていない様子。
R5 アリに踊るようなステップが戻ってきた。
しかしアナウンスは「アリがおかしい。」を連発。
R6 アリ左のガードを下げて、ライルを挑発。
手数はライルが多いも、有効打はなし。
R7 ライル攻勢。アリは後退、ロープ際で防戦一方になる場面も。
ただし有効打はなく、興奮した両者はゴング後もすこし打ち合う。
R8 急にアリが攻勢、少しライルをとらえるが有効打にはならず。
R9 両者ともに疲労が見える。動きが一時止まる場面も。
R10 アリ人を喰ったようなスタイルでときどきイキがって見せるも、ライルの
攻勢にタジタジ。ライルのパンチがアリのボディーをときおりとらえる。
R11 開始前にゲスト解説者のコメントが入る。
「ライル優勢、アリはダメージを受けている。」
開始早々、アリ一方的に打つ、ライルは手が止まる、足も止まって、
レフェリーストップ、TKO!
ライルの「俺はまだ闘える。」とのコメントが放送されるも、負け犬の
遠吠えに過ぎず。
アリがタイトルを失うのかと思って見ていたが、一気に叩きのめした。
全盛期のステップではないものの、片足づつステップをとりながらリングを
時計回りに回っていく独特のスタイルは久々にみると新鮮で、いろんな意味で
個性的なボクサーだったと思った。