あまのはらふりさけみれば・・・・

北京で単身赴任生活2年、帰国後も中国ネタを書き綴ります。

お誕生会 その1

2014-05-29 22:00:06 | 日記
 さすがに50のオッサンのそれを書こうというのでもなく、そもそも50才
のオッサンの誕生会などは行わないのである。

 ひょんなことから知り合いになったロシア人の美人女子大生のそれである。
 お母さんの商売の関係で3年ほど日本にいたとかで、奇妙な日本語ではある
が、日本語が話せて、日本と日本人と日本食が大好きという、日本人受けする
娘である。
 厄介なのは、ローマ字しか読み書きできないので、連絡を取り合うときは、
チョッピリ、イラッとすることもある。

 日本人の友人が欲しいと言うので、日本人留学生が参加する行事や会合に何
度か連れて行っては、知りあいの留学生を紹介し、実際に何人かとは仲良くし
てもらっているようだ。

 さて、彼女の誕生会。だれだれ集まるのか、知らされないまま、地下鉄の
農業展覧館駅に来いという、時間は当日指定。中国人もおおざっぱだが、ロシ
ア人もおおざっぱである。
 慣れっこになっているのでこちらも何とも思わないというか、それだけ親し
いと感じてくれている、よそよそしくしないと、前向きに解釈している自分は、
もう半分以上中国人気質になっている。

 だいいち、周りがみんな大学生だったら、オッサンは何を話せばいいのだろ
う、そっちの方が気がかりになってきた。もっと早く気づけ、である。
 また周りがロシア人ばかりだったら、そもそも会話に入っていけないではな
いか、ウーン、当日になって心配になってきた。
 またまた、多国籍なら共通言語は英語になるし、それはそれで厄介である。
 まぁ、英会話の練習になるか、などと思いつつ、昼食をとる。

 おっと、親子ほど年の離れた女性の誕生日である。カラテで行くわけには参
るまい、当日にいろいろと思い出すというか、こっちもよそよそしく感じてい
ないことをこの時点で、自覚する。 

 午後4時に来いと、メールが入ったのはその日の午後2時すぎ。
 おめでたいので紅白のワインを1本づつ買って持っていく。
 拙者、やはり日本人なので相当早く到着。
 少し待てというメールが入ったので、文庫本を読みながら木陰で待つ。
 すると、聴き慣れた男性の声で、名前を呼ばれて振り向くと、共通の知人で
あるT君が見慣れない女子大生数名と一緒にやってきた。
 想像どおり、本日の基本言語はロシア語であることが判った。

(続く)
 

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。