ピザハット（写真はない！）

必胜客（ピーシェングゥー）、ピザハットのことである。
一時帰国した際、朝の早い飛行機だったので、出国手続きを終えた後、北京空港のお店で朝食をとることにした。

のだが・・・。
もうお約束、お決まり、逆接の展開である。

Ｂセット、パン１種類、おかず３種類、飲み物１種類の中から普通のトースト、ソーセージ、べーコン、
スクランブルエッグを注文したところ、

まず、ライ麦パントースト、ベーコン・スクランブルエッグ（※　１品少ない、これはＡセット）を持ってきて、
「这、行吗？」（こちらでよろしかったでしょうか。）と自信なさげに、のたまうので
「不行。我要Ｂ套餐。」（あかん、ワシはＢセットが食いたいんや！）
と突き返してやった。

続いて、ライ麦パントースト、ソーセージ、ベーコン、ゆで卵が出てきた。
「这是Ｂ套餐。」（Ｂセットでございます。）とホザくので、
「看看紙、白面包、炒蛋啊！」（紙を見んかい！白いパンにスクランブルエッグじゃー！）
今度出てこんかったら、店を出てやろうと思った。

ようやく、３度目の正直でご注文の品が揃った。
おかげで飛行機の搭乗がギリギリになり、最終搭乗者としてＶＩＰ並みに皆さんを待たせてしまった。

滑走路で１時間近く待たされた挙句にようやく離陸した。
朝から踏んだり蹴ったりだなぁ、何て思いつつ、コクリ、コクリと眠ってしまった。

気が付くと飲み物と機内食が配られ始めていたが、気流が悪いからと中断されたので、ＰＣを起動したところ、
再び配り始めた。
どうにのこうにも運が悪い日だ、とまた少し不機嫌になった。
どうせ休暇だしと、ビールを飲むことにした。これまたしかし、お得意の氷と一緒。冷えていないのである。
ただでさえ薄いビールが・・・。（※　日本のビールはアルコール度数４～５％、中国は～３％）
ますます不機嫌に・・・。

そして食事、チキンにしようか何にしようか、と楽しみにしていたところ、
「中餐？西餐？」（中華ですか？洋食ですか？）
と訊いてきた。
「？」
と思いつつも、朝が洋食だったので、中華にすることにした。
フタをあけて、唖然、「じぇじぇ！」って感じ。
何と、白がゆ、のみである。
寝ぼけ眼をこすって、付け合わせを見てみると、
ザーサイのパックに何と何と、味付け煮卵ちゃんがあるじゃないですか・・・。

今日はゆで卵を食う運命だったのだ、と悟りを開いて、おかゆの中にそれらを放り込み、
食べることにした。
結構、うまい、でも後で、お腹すきそう・・・。

結局、関空（※　関西国際空港のこと）で定食を食べることになった。