あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

薄ゆれあるがままのひぐれなり  あきオジ

2012-09-26 05:51:18 | 日記
秋風が吹いています。
そんな季節ですね。

最近は体調がよくありません。
すっかり老人の体に変わりつつあります。
体力が衰え
あちこちに老人の症状がでています。

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朝早い道のいぬころ  放哉

ただ風ばかり吹く日の雑念  放哉

考え事して橋渡りきる  放哉

(山頭火の句も、放哉の句もとりあげるときは「行き当たりばったり」の選択なのです。難しいことを考えることもなく、文庫本の句集をめくって目に着いたものを取りあげているのです。)

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いつもならできると思える秋の月  あきオジ

月みるもわざわざとなる時代かな  あきオジ

女郎花ベランダにおく独りもの  あきオジ

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彼岸花弥陀が誘う白き道  あきオジ

2012-09-26 05:36:11 | 日記
秋らしくなりましたね。
段々淋しい秋になります。
行動半径も小さくなりますね。

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つきあたれば秋めく海でたたへてゐる  山頭火

ゆう空から柚子の一つもらふ  山頭火

月が昇つて何を待つでもなく  山頭火

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歩ければどこまでも行き秋の暮  あきオジ

秋刀魚焼くそれも昔になりました  あきオジ

肩こりをおぼえて秋になりにけり  あきオジ

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コスモスに思いいれする俳句あり  あきオジ

2012-09-25 06:40:28 | 日記
俳句は鑑賞するもいいでしょうが
作る方が断然楽しいですね。

多分、そうでしょう。

句会なども楽しいでしょうが
「品定め」が大の苦手で
あれこれ説明しなければならないのも嫌いです。

なんと言っても面倒です。

独りで好き勝手がいい。
上達するつもりもないし
残す句を作るつもりもありませんしね。

全ては自分だけの物語です。

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仲間内評価している秋句会  あきオジ

ぶどう狩り「お互い様」に気を遣い  あきオジ

気づかいでいつか道をみうしない  あきオジ

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そんなことにならないような自戒が多いのが、今の私です。

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白露に気の付年に成りにけり  一茶

かすむ日やさぞ天人の御退屈  一茶

しなのぢや山の上にも田植笠  一茶

秋風にふいとむせたる峠かな  一茶

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人生の楽しみはこれからかもしれませんね。
現役時代から抜けだし
全てを抜けだして
「さてさて」
これがスタートなのかもしれません。

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とりあえず蝉なきつくし日が暮れる  あきオジ

2012-09-25 06:13:09 | 日記
最近、体調不良です。
肩こりもします。
でも、出歩けるだけでもいいかなと思っています。

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ふるかえることもあるとはいえず女郎花  あきオジ

稲刈りや勝ってみたい口げんか  あきオジ

俳句などきどる人の厚化粧  あきオジ

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朝顔の白が咲きつづくわりなし  放哉

いつ迄も忘れられた儘で黒い蝙蝠傘  放哉

海のあけくれのなんにもない部屋  放哉

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天気がいい日に限って仕事です。
すべては「まあ、いいか」です。

あと一息です。


人の知恵地球に線引くことばかり  あきオジ

2012-09-24 05:43:20 | 日記
天に雲雀人間海にあそぶ日ぞ  一茶

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ときどき、俳句の名句は「偶然」生まれたものではないかと思うことがあります。山頭火や放哉の句も大部分が「そんなものか」という印象しかありません。でも、突然とんでもない句に出会います。それが面白いですね。芭蕉の句にしても駄作もあるでしょうし、奥の細道だって、素晴らしい句ばかり並んでいるように思いますが、推敲に推敲を重ねて、練り上げたものです。初期の句など通俗の延長に過ぎません。

そう思えば、ちょっと気楽です。

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夕日影町一ぱいのどんぼ哉  一茶

青梅や餓鬼大将が肌ぬいで  一茶

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いずこより聞こえるものか笛太鼓  あきオジ

正平がコスモス街道抜けてゆき  あきオジ

コスモスが咲けば朝が早くなり  あきオジ

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山門に蝉がはりつくときになり  あきオジ

2012-09-24 05:32:43 | 日記
深大寺山門
人も疎らですが
その季節ではないのですね。
その時期になれば人も寄ってきますね。

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雨の日は御灯ともし一人居る  放哉

なぎさふりかへる我が足跡も無く  放哉

雨の傘たてかけておみくぢをひく  放哉

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雨降りて出かけることもなき蜻蛉かな  あきオジ

セーターを出して茶をのむ日曜日  あきオジ

茶をのんで昔話にもどる午後  あきオジ

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人もなきバス停にさす女郎花  あきオジ

2012-09-24 05:20:56 | 日記
深大寺山門のゲゲゲの鬼太郎の土産物店です。

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急にものすごい肩こり
この年になってはじめて経験しました。
驚いています。
とりあえずサロンパスです。


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これからは病気や障害と折り合っていきなければならないのですね。
私は普通でよいのです。

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昼寝さめてどちらを見ても山  山頭火

すわれば風がある秋の雑草  山頭火

萩がすすきがけふのみち  山頭火

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行く道ももどる道も芒ゆれ  あきオジ

廃屋にシュウメイギクの薄明かり  あきオジ

背中から運動会の声がする  あきオジ

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読みなおすたびに一枚脱ぎすてる  あきオジ

2012-09-23 06:06:49 | 日記
神代植物公園です。
ダリアの過剰さと見る人もいないバランスの悪さがこの時期なのですね。

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小坊主や袂の中の蝉の声  一茶

暑き夜をにらみ合たり鬼瓦  一茶

涼風や曲がりくねつて来たりけり  一茶

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恨みもち生きるだけの耳なき子  あきオジ

薄原赤きバイクの列がゆき  あきオジ

女郎花背丈も色もシニアなり  あきオジ

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今日は「風の果て」の最終回を見て
「剣客商売」を見て
えーっとそれだけで終わりそうです。

ブログの更新は朝の段取りです。

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分かるなどいえず愚痴いう友おくり  あきオジ

2012-09-23 05:55:26 | 日記
薄の季節ですね。
薄は爽快で軽やかでいいですね。

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夕焼けの薄の丘をとおり過ぎ  あきオジ

精一杯生きた証萩のつゆ  あきオジ

もういいかそれもありか秋の月  あきオジ

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旅はいつしか秋めく山に霧のかかるさへ  山頭火

萩がすすきがけふのみち  山頭火

道がなくなり落葉しようとしてゐる  山頭火

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最近、ようやく山頭火、放哉、一茶にこだわろうという気になってきました。
芭蕉、蕪村も金子兜太などもありますが、この三人の句に集中しようと思うようになりました。

自分が好きな俳人だからです。
理由などありません。
読み続けて、疲れないからです。

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