一昨日、同窓の忘年会に出席するため上京した。
ゼミ仲間の集まりである。
当日出られたのは七名だけであった。かっては多いときで二十名から
いたのだからずいぶん少なくなった。
場所は赤坂のふぐ料理屋である。
顔を合わせて、そちこちで「よ~、よ~。久しぶり」の声が行き交って
いた。
終わって二次会の声もかかったが、気の合った仲間だけで銀座に出る。
コーヒーを飲んでゆくことになり(これも二次会には違いないが)
久しぶりにパウリスタに入る。
ここに来るときまって銀ブラの話になる。銀ブラの由来である。
銀ブラとは銀座でぶらぶらすることである、というのが大半に流布
されているところだが、実際は違うというのが我々の主張するところなのだ。
その昔、銀座にあり、今もあるが、ブラジル・コーヒーを飲ませる店が
あった。パウリスタという。
銀座でブラジル・コーヒーを飲む種族がすなわち銀ブラである、という。
このもっともらしい話は先輩から後輩に伝えられ、現代まで累々と受け
継がれたきたのである。
そう思いながら飲むコーヒーは、なんだか大正ロマンの香りを漂わせて
いるようだった。
コーヒーのおかわりをすると不思議なことにチョコレート・ケーキが
一つおまけについてくる。若かった時分にはこれがうれしかったものだが。
今は誰も喜ぶものはいない。メタボを気にしなければならないだけなのが
哀しい。
ゼミ仲間の集まりである。
当日出られたのは七名だけであった。かっては多いときで二十名から
いたのだからずいぶん少なくなった。
場所は赤坂のふぐ料理屋である。
顔を合わせて、そちこちで「よ~、よ~。久しぶり」の声が行き交って
いた。
終わって二次会の声もかかったが、気の合った仲間だけで銀座に出る。
コーヒーを飲んでゆくことになり(これも二次会には違いないが)
久しぶりにパウリスタに入る。
ここに来るときまって銀ブラの話になる。銀ブラの由来である。
銀ブラとは銀座でぶらぶらすることである、というのが大半に流布
されているところだが、実際は違うというのが我々の主張するところなのだ。
その昔、銀座にあり、今もあるが、ブラジル・コーヒーを飲ませる店が
あった。パウリスタという。
銀座でブラジル・コーヒーを飲む種族がすなわち銀ブラである、という。
このもっともらしい話は先輩から後輩に伝えられ、現代まで累々と受け
継がれたきたのである。
そう思いながら飲むコーヒーは、なんだか大正ロマンの香りを漂わせて
いるようだった。
コーヒーのおかわりをすると不思議なことにチョコレート・ケーキが
一つおまけについてくる。若かった時分にはこれがうれしかったものだが。
今は誰も喜ぶものはいない。メタボを気にしなければならないだけなのが
哀しい。