松井一代VS船越英一郎。このケンカはすごい。
何がすいごいかって。松井が船越に言い放った
「このバイアグラ男どこからでもかかってこい」という
セリフがすごいのである。
一般の人にはとてもマネできない。
最近はほとんどしなくなったが、昔、五十代の前半
くらいまでは自分もよく妻とケンカをしたものである。
ケンカといっても口論である。
結論から言って妻に口答えしてもいいことはない。
食事前だと食事がまずくなる。へたすると作ってもらえない。
その場は納まっても、妻は細かいことまでいつまでも
覚えていて、いつか再燃したときにそこをついてくる。
こっちは忘れているのに。もしくは済んだことだと思って
いるのにである。
若いときにはなかなかできないことかも知れないが、
妻が怒っているときは反論などせずに、じっと耐え
聞き流しているのに限る。ボクシングでいえば、相手が
攻撃してくるときは防御の姿勢を崩さずにただ打たれている
のがよい。サンドバッグになったつもりで打たれていればよい。
そのうち打ち疲れておとなしくなってくるのだから。
そう達観できるのは七十代の今だからこそなのかもしれない。
それにしても「バイアグラ男どこからでもかかってこい」
はすごいセリフだ。
「芸能人喧嘩名セリフ全集」でも発行されたら一番に採用
されるに違いない。(笑)