夏のダリアは咲き誇る王者のような風格がある
先日の土曜日は公民館英語の日だった。
コロナ禍のなか出席者は少ない。それでも七名の出席だった。
たまたまペットの話題が出て小鳥や犬・猫の話になった。
英語でも犬派はdog personといい猫派はcat personという。
私が「猫より犬の方が好きです、という方はいますか?」
と尋ねると,ハイと言って手をあげた人は4人いた。残りの
3人は猫の方らしかった。
ここでSさんが家で飼っていた犬の思い出を話してくれた。
或る日仲間と旅行に行くことになり、犬は家族の者に世話を
頼んで出かけることになった。
さて、旅行から帰ってくると、犬の様子がなんだか変だという。
いつもは鳴きながらまとわりついてくるのに、どうしたことか
近づいてもこず、じっとしている。
人間だとまるですねている子供のように見えたそうである。
そこでSさんは気がついた。犬は捨てられたと思ったに違いない、と。
旅行に行ったとも知らずに、自分を一番かわいがってくれていた人が
いなくなったのだから捨てられたのだと。
今はもう亡くなっていない愛犬とのセツナイ思い出です、と話してくれた。