邦題の「太陽がいっぱい」がまたTVで放映された。
1960年にルネ・クレマン監督の手で制作された
フランス映画で、大人気となった映画である。
アラン・ドロン扮するトムが富豪の御曹司であるフイリップ・
グリンリーフを殺害する場面は何度見てもすごい。おそろしく
迫力がある。トランプのカードをわざと落として、それを
拾うふりをしてナイフでひと突きにするところ。
それと、おしまいの場面で殺人を犯したトムが何食わぬ顔で
ビーチ・チェアに寝そべり、太陽を浴びながら言うセリフに
すごさが感じられる。
「気分はいいよ。太陽が照りつけているから・・・」
まるで、フイリップを殺したのは太陽のせいだと言わんばかり
である。
この映画が登場したころの1960年代。自分は学生時代で、
青春の真っ最中でもあった。
アラン・ドロンも若かったですね。